この記事では、「iPadの選び方の手順」についてまとめています。
2020年9月最新のiPad情報
- iPad 無印
(第7世代)(第8世代)←NEW - iPad mini (第5世代)
- iPad Air
(第3世代)(第4世代)←NEW - iPad Pro 11インチ(第2世代)
- iPad Pro 12,9インチ(第4世代)
自分にあったiPadを選ぼう!
iPadには5つの機種があり、それぞれ性能やサイズ、価格も異なります。
これが、iPadを選ぶ際に頭を悩ませる原因です。
iPad でどのような事をするのか?
使用目的に応じたipadを選ぶことが重要になります。
iPadをどこで使うか
iPadを使用する際に、インターネット接続をすることがほぼ必須。(使用するアプリや機能によってはネット環境を必要としないものもある)インターネットに接続するには、Wi-Fiに接続するか携帯電話回線に接続する必要があります。
ネット接続は自宅だけなのか、もしくは外でも使用するのかによって必要となるiPadのモデルが変わってきます。
Wi-Fiモデル
インターネットを利用するにはWi-Fi接続が必要なモデル。
基本的にiPadを自宅などWi-Fi環境の整った場所で使用するという方はWi-Fiモデルで問題ないです。
Wi-Fi +Cellularモデル(セルラーモデル)
スマートフォンのようにSIMを利用してのインターネット接続が可能なモデル。もちろんWi-Fi接続でもインターネット利用が可能。
データ通信するためにはSIMの契約が必要となり、月々の通信料金がかかる
「Wi-Fi環境がない場所でも使いたい」「スマホのようにどこにいてもインターネットを利用したい」という方はセルラーモデルがおすすめです。
*後々SIMの契約をするかも知れないからセルラーモデルにしようと考えてる方も多いかと思います。しかし、結局SIMの契約をしないままという可能性が高いので、現時点でシムの契約をして使うという方以外は、基本的にWi-Fiモデルでいいと思います。
Apple Pencilやキーボードを使用するか
Apple Pencilを使ってノートやメモを取ったり、Smart KeyboardもしくはMagic Keyboardを使って文書作成などを考えている場合は金額に注意が必要です。
Apple PencilとSmart Keyboard両方揃えるだけでも3万円程度かかってしまうので、それを考慮した上でiPad本体を選びましょう。
また、機種によって対応するペンシルやキーボードが異なるので注意が必要です。
ペンシル | 価格(税別) | 対応機種 |
Apple Pencil (第1世代) | 10,800 | 無印/min |
Apple Pencil 2(第2世代) | 14,500 | Air/pro |
キーボード | 価格(税別) | 対応機種 |
Smart Keyboard | 16,800 | 無印 |
Magic Keyboard | 31,800 | Air/pro |
Smart Keyboard Folio | 18,800 | Air/pro |
使い方にあったiPadのサイズはどれか
最新のiPadのサイズは大・中・小3つに分類できます。どの機種にしようか迷っている人は、まずはiPadのサイズから絞り込んでみるといいかもしれません。
小さいiPadは「コンパクトで軽いが、画面サイズが小さい」
大きいiPadは「画面サイズが大きいので見やすいが、重量が重い」
というように、それぞれメリット・デメリットがあります。
自分の使い方にはどのサイズが合うのか考えてみましょう!
小型のiPad
- iPad mini(7.9インチ)
小さいサイズのiPadといえばiPad miniの一手になります。
なので、小型のiPadが欲しいという方はこのiPad mini以外に選択肢がありません。
本体の大きさはA4用紙の半分A5サイズ程度で長時間持ってても疲れないのが特徴。
画面が小さいとは言えスマホの画面よりも大きいので、動画を見たりゲームなどをする分には十分快適です。
しかし、
イラストや絵を描きたい人や動画を編集したいなどは、画面が大きい方が快適な作業ができるので、miniはお勧めしません。
自宅だけで使うというのもいいですが、コンパクトさを活かしてスマホのように持ち運んで使ったり、iPadを2台持ちする場合のサブ機として使うことでより miniの良さが出ると思います。
大型のiPad
- iPad pro 12.9インチ
A4サイズ程度の大きさ。大型のiPadが欲しいと言う場合はiPad pro12.9インチのみの選択肢となります。
モバイルノートPCと同じようなサイズで持ち運びも問題ないが、よりコンパクトなサイズのiPadの方が持ち運びには向いています。基本的には、自宅や職場等から持ち運びしない使い方がベターだと思います。
標準サイズのiPad
- iPad無印(10.2インチ)
- iPad Air(10.9インチ)
- iPad pro (11インチ)
本体の大きさはB5サイズ程度。
このサイズのiPadが平均的なサイズで、大き過ぎず小さ過ぎず、重過ぎずといったところです。B5サイズ程度なのでカバンにすっぽりと収まり、Padにカバー等をつけても重さも気になりません。非常にバランスの取れたサイズになっている思います。
特にこだわりがなければ、このサイズのiPadがオススメです。
性能はiPad無印でも十分?
iPadをサイズから絞り込むことで、「iPad mini」と「iPad pro12.9インチ」は簡単に選べたと思います。
ですが実際、
標準サイズのiPad「iPad無印」「iPad Air」「iPad pro11インチ」のどれを選べばいいのか迷っている方が大半を占めていると思います。
なので、
次は自分の使い方にはどのくらいの性能が必要かということが大事になります。
ipadを性能別に分けると以下のようになります。
- ローエンドモデル
- ミドルレンジモデル
- ハイエンドモデル
ローエンドモデル
iPadで最も価格、性能が低いモデルになります。
しかしながら、
もともとiPad自体の性能は高く、そのiPadの中で性能を抑えたモデルというだけで性能はバッチリです。
ネットや動画、ゲームも問題なく動作します。pubgや荒野行動といった高負荷のかかるFPSゲームなどもサクサク動いて快適にプレイできます。
新しく発売が決まったiPad無印(第8世代)は第7世代のA10FusionチップからiPad mini(第5世代)/Air(第3世代)と同じA12 Bionicチップへのグレードアップとなり、ローエンドモデルながら強力な性能を持ってます。
なので、ほとんどの人は新しくなったiPad(第8世代)で十分満足できると思います。
ミドルレンジモデル
2020年10月に新しく発売が決定したiPad Air(第4世代)はA12 Bionicチップから最新のA14 Bionicチップへのグレードアップとなりました。
Apple-公式サイトによると、「A12 Bioniに比べA14 BionicチップはCPUは40%の高速化、グラフィックも30%のパフォーマンス向上」しているそうです。
ハイエンドモデル
2020春に発売されたiPad proはA12Z Bionicチップ搭載。
絵・イラストを描いたりするのはもちろん、動画の編集といったパワーの必要となる作業でもバリバリ使えるようになってます。ほとんどの作業をiPad pro1台で終わらせることができ、性能はタブレットの中で最強と言えます。
機能・仕様の比較から選ぶ
[iPad無印][iPad Air][iPad pro]の違いは性能以外にも機能や仕様に違いがあります。
機種 | iPad 無印 | iPad Air | iPad pro11インチ |
画面サイズ | 10.2 | 10.9 | 11 |
高さ:250.6mm 幅:174.1mm 厚さ:7.5mm | 高さ:247.6mm 幅:178.5mm 厚さ:6.1mm | 高さ:247.6mm 幅:178.5mm 厚さ:5.9mm | |
重さ(Wi-Fiモデル) | 490g | 458g | 471g |
重さ(セルラーモデル) | 495g | 460g | 473g |
チップ | A12 Bionic | A14 Bionic | A12Z Bionic |
コネクタ | Lightning | USB Type-C | USB Type-C |
ホームボタン | あり | なし | なし |
認証 | Touch ID | Touch ID | Face ID |
スピーカー | 2 | 2 | 4 |
イヤホンジャック | あり | なし | なし |
Apple Pencil | 第1世代 | 第2世代 | 第2世代 |
キーボード | Smart Keyboard | Smart Keyboard Folio Magic Keyboard | Smart Keyboard Folio Magic Keyboard |
AppleのコネクタはLightningが主流ですが、現在[iPad pro][新型iPad Air4]にUSB Type-Cが採用されています。USB Type-Cは高速転送や給電能力に優れており、ぶっちゃけた話Lightningよりも性能がいいです。
[iPad pro][iPad Air4]ではホームボタンをなくし、極薄ベゼル採用されています。これによって、本体サイズに対して画面のサイズが小さくならないようになっています。
反対に、[iPad無印][iPad mini]ではベゼル(画面のフチ)の上下部分の幅が広いため、本体の大きさにに比べて画面サイズが小さくなっています。
イヤホンで聴くからスピーカーはあまり使わないという人にはあまり関係のない話ですが、スピーカーにも違いがあります。
iPad proは上側に2つ下側に2つに計4つ
Airは上側1つ下側1つの計2つ、
iPad無印は下側に2つのスピーカーがついています。
動画などを見る時、iPadを横向きにして大画面で見る場合が多いと思います。その際に、[iPad pro][iPad Air4]だとスピーカーが上下に付いているので横向けると、左右から均等に音が聞こえます。しかし、[iPad無印][iPad mini]だと音が片側からのみ聞こえてくるので聞きづらくなってしまいます。
セキュリティロック解除等の際に[pro]はFace ID(顔認証)、その他のiPadはTouch ID(指紋認証)での解除ができます。
Face IDは画面を見るだけで素早く解除できますが、マスクをしていると上手く解除できません。また、Touch IDは上手く指紋が読み取れないという事があります。なのでこれに関しては好みの問題だと思います。
[新型iPad Air4]では今までのホームボタン式の指紋認証からトップボタンでの指紋認証へと変わったため、極薄ベゼルでのTouch IDが可能になっている。
iPadで写真を撮ることは自体少ないと思いますが、proは広角カメラと超広角カメラの2種類が付いています。(pro以外は広角カメラのみ)
超広角カメラは広範囲を撮影することができるため、ダイナミックな風景写真を撮ることができます。
どのくらいの容量が必要か?
「何GBあれば大丈夫か」「少ない容量のiPadにして足りなかったらどうしよう」と不安になる方も多いと思います。
まず注意点として、
例えば、容量が32GBの場合32GBを自由に使える訳ではありません。システムという名目であらかじめ7GB程度が使われた状態で、その容量込みで32GB使えるということです。つまり、32GBだとおおよそ25GB程度が自由に使える容量になります。
容量の目安
機種 | 容量 |
iPad無印 | 32GB/128GB |
ipad mini・Air | 64GB/256GB |
ipad pro11インチ・12.9インチ | 128GB/256GB/512GB/1TB |
iPad種類によって用意されている容量されてない容量があるので、その点の注意が必要です。
YouTubeなどの動画視聴,ネットサーフィン,ゲームなどのライトな使い方をする人向け。ただし、32GBだと容量の大きいゲームアプリなどをたくさん入れたりすると足りなくなる可能性もあります。
ですが、大容量を使用する原因は写真や動画という場合がほとんどだと思います。写真や動画を本体に保存したりしなければこのくらいの容量でも問題なく使えます。また、「Googleフォト」アプリを使えば写真の保存も容量を気にせずにできるのでおすすめです。
動画視聴,ネットサーフィン,ゲームなどだけでなく、写真や動画を保存したり書類を扱ったりパソコンでするような作業もしたい人向け。特殊な使い方をしない限りはこのくらいの容量があれば、容量が足りなくなると言うことはまずないと思います。
iPadをバリバリ活用するクリエイターなど上級者向け。動画編集など動画をたくさん扱う場合は大容量であればあるほどいいです。高画質な動画や写真は特に容量を食うので大容量が必須です。
まとめ
- Wi-Fiモデル/セルラーモデルを選ぶ。
- 機種はまずサイズから絞り込む。
- サイズを絞り込んだ後に性能や機能・仕様等で絞り込む。
- 最後に容量を見て最終的な判断をする。
iPadの機種を選ぶ際にサイズから絞り込むことで、
- [iPad mini]
- [iPad pro12.9インチ]
- [iPad 無印/ Air/pro11インチ」
の選択肢に分けることができる。
選んだサイズが
ここで初めて性能や機能・仕様の違いを考慮して選びましょう。
*新しく発売が決定したiPad(第8世代)とiPad Air(第4世代)はそれぞれ性能が向上しています。iPad (第8世代)は価格は変わらず、性能が向上しコスパが良くなりました。iPad Air(第4世代)は価格は高くなりましたが、見た目も性能もiPad proに迫るいい機種になっていると思います。
iPad買ってみようと考えている方は新しくなったiPad検討してみてはどうでしょうか。
コメント