Xiaomi POCO グローバル発表会(2023/5/23) 最新フラグシップスマホ「POCO F6 Pro」&シリーズ初となるタブレット端末「POCO Pad」日本での発売決定!

POCO Japan 公式X

POCOとは?

POCO」は2018年に設立されたXiaomiのサブブランドで、高性能かつ手頃な価格のスマホを提供しています。

現在グローバル展開していますが、元々はインド市場を主なターゲットにしたブランドです。そのため、基本的にはインド向けに最適化(性能と価格のバランス、ゲーミングやマルチタスクを重視するユーザー向けに設計)された端末をリリースしています。

日本の市場には、2022年に「POCO F4 GT」という端末で初上陸して以降、後続機の販売はなく、今回約2年ぶりの新製品ということになりました。さらに嬉しいことにスマホだけでなくタブレットの販売も発表されました。

日本市場に投入される2製品

  1. POCO F6 Pro
  2. POCO Pad

「POCO F6 Pro」はPOCOシリーズ最新のフラグシップスマホで、「POCO Pad」はPOCOシリーズでは初となるタブレット端末となっています。

では早速、この2機種の詳細を見ていきたいと思います。

POCO F6 Pro

「POCO F6 Pro」スペック一覧

POCO F6 Pro
発売日2023年5月23日
価格6万9980円(12GB+256GB)
7万9980円(12GB+512GB)
パッケージ内容POCO F6 Pro
ACアダプタ(120Wハイパーチャージ対応)
USB Type-Cケーブル
ソフトケース
SIM取り出し用ピン
クイックスタートガイド
デザイン
長辺160.86mm
短辺74.95mm
厚さ8.41mm
重量209 g
本体カラーホワイト、ブラック
システム
OSXiaomi HyperOS(Androidベース)
チップセットSnapdragon 8 Gen 2(GPU:Adreno 740)
メモリ12GB(LPDDR5X)
ストレージ256GB/512GB(UFS 4.0)
ディスプレイ
パネル有機EL(OLED)
画面サイズ6.67インチ
解像度3200×1440
画素密度526ppi
色域DCI-P3
色深度12bit(約680億色表示)
リフレッシュレート最大120Hz
輝度700ニト(標準)
1200ニト(HBM輝度)
4000ニト(ピーク輝度)
HDR+、Dolby Vision 対応
コントラスト比5,000,000:1
タッチサンプリングレート最大480Hz
カメラ
リアカメラ5000万画素メインカメラ
Light Fusion 800イメージセンサー
ピクセルサイズ:2.0μm(4-in-1スーパーピクセル)
センサーサイズ:1/1.55インチ
絞り値:F1.61
レンズ構成:6Pレンズ
手ぶれ補正:光学式(OIS)
800万画素超広角カメラ
絞り値:F2.2
画角:119°
200万画素マクロカメラ
絞り値:F2.4
フロントカメラ1600万画素フロントカメラ
バッテリー・充電
バッテリー容量5000mAh
急速充電120Wハイパーチャージ
ワイヤレス充電非対応
接続・通信
SIMNanoSIM + NanoSIM(eSIM非対応
NFC対応(FeliCa非対応
コネクタUSB Type-C
Wi-FiWi-Fi 7 対応
Bluetoothバージョン:5.3
デュアルBluetooth対応
コーディック:AAC、LDAC、LHDC 5.0、 LC3
ASHA*、Auracast* に対応
その他の機能・仕様
生体認証ディスプレイ指紋認証
AI顔認証
防塵防水不明
オーディオステレオデュアルスピーカー
Dolby Atmos、Hi-Res Audio対応
ASHA

Googleが開発した難聴者向けのBluetoothプロトコル。Androidデバイスと補聴器を直接接続し、低遅延かつ高音質でオーディオをストリーミングできるように設計されています。

Auracast

Bluetoothオーディオを複数のデバイスにブロードキャストするための技術。1つのオーディオソース(スマートフォンやテレビなど)から、複数のBluetooth対応イヤホンや補聴器、スピーカーに同時に音声を送信することが可能になります。

「POCO F6 Pro」の特徴

超高性能チップ&大容量メモリ搭載

チップセット(SoC)は「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載し、AnTuTuベンチマーク160万以上と圧倒的な性能を誇ります。さらに、最新のLPDDR5X規格に対応した12GBのメモリ(RAM)を備えており、動作の面で心配は無用です。また、グラフィック性能も非常に高く、高負荷なゲームもストレスなく快適にプレイできます。

高精細で鮮明なディスプレイ表示

ディスプレイはフラグシップモデルに相応しい豪華な仕様です。画面サイズ6.67インチ、解像度3200×1440で、画素密度526ppiと非常に高精細です。

さらに、高色域のDCI-P3をサポートし、色深度12bit(約680億色表示)と色再現性が素晴らしく、輝度やコントラスト比も高くなっているため鮮やかな映像が楽しめるディスプレイになります。

また、最大120Hzのリフレッシュレート・最大480Hzのタッチサンプリングレートに対応しているため、ゲーミング適正もかなり高くなっています。

フル充電は約19分で完了

Xiaomiの独自充電規格「120Wハイパーチャージ」対応しており、この規格に対応する付属品の充電器で充電することで約19分でフル充電ができます。

コスパ良好

  • 6万9980円(12GB+256GB)
  • 7万9980円(12GB+512GB)

フラグシップ端末となれば、一般的に価格は10万円前後になってきますが、約7万円で購入できるのは驚きです。価格が安いからと言って性能が抑えられているわけではなく、チップセットやディスプレイは非常に優れています。また、カメラもこの価格帯なら標準〜やや上で、妥協した様子は特にありません。

さらに、フラグシップモデルでもなかなか見られない120W充電に対応し、充電器とケーブルのセットが付属しているという点も大きなメリットです。全体として、かなりお得と言えるでしょう。

ただし、eSIMやFeliCa非対応なので注意!

「POCO F6 Pro」はコスパ抜群のスマホですが、eSIMとFeliCaに非対応という点が少々残念です。eSIM非対応の場合、物理SIMに切り替える手間が少し面倒という程度ですが、FeliCa非対応はかなり不便なポイントになりえます。

FeliCaは日本国内で広く利用されている非接触型ICカード技術で、交通系ICカード(Suica・PASMO)や電子マネーサービス(Edy・nanaco)などで利用されています。これらのサービスを頻繁に利用する場合は、メイン機種としてはオススメできません。

POCO Pad

「POCO Pad」のスペック一覧

POCO Pad
発売日2024/6/24発売予定
価格4万4800円
パッケージ内容POCO Pad
ACアダプタ
USB Type-C ケーブル
SD取り出し用ピン
クイックスタートガイド
デザイン
長辺280 mm
短辺181.85mm
厚さ7.52mm
重量517g
本体カラーグレー、ブルー
システム
OSXiaomi HyperOS(Androidベース)
チップセットSnapdragon 7s Gen 2
メモリ8GB(LPDDR4X)
ストレージ256GB(UFS 2.2)
最大1.5TBのストレージ拡張可能
ディスプレイ
パネル液晶
画面サイズ12.1インチ
解像度2560×1600
アスペクト比16:10
画素密度249ppi
色域?(おそらくsRGB)
色深度12bit(約680億色)
リフレッシュレート120Hz AdaptiveSync 対応
可変リフレッシュレート:30/48/50/60/90/120Hz
輝度500ニット(標準)
600ニット(HBM)
コントラスト比1500:1
タッチサンプリングレート最大240Hz
カメラ
リアカメラ800万画素
ピクセルサイズ:1.12μm
センサーサイズ:1/4インチ
絞り値:F2.0
フロントカメラ800万画素
ピクセルサイズ:1.12μm
センサーサイズ:1/4インチ
絞り値:F2.0
バッテリー・充電
バッテリー容量10,000 mAh
急速充電33W
ワイヤレス充電非対応
接続・通信
SIM
NFC
コネクタUSB Type-C(USB 2.0)
Wi-FiWi-Fi6 対応
BluetoothVer.5.2
オーディオコーデック:
AAC/LDAC/SBC/aptX/aptX-HD/aptx-adaptive
その他の機能・仕様
生体認証顔認証
防塵防水
サウンドシステムクアッドステレオスピーカー
Dolby Atmos対応

「POCO Pad」の特徴

4万円台で購入できるミッドレンジのタブレット

シリーズ初となるタブレット端末「POCO Pad」は、チップセットに「Snapdragon 7s Gen 2」を搭載。AnTuTuスコア約60万のミッドレンジ性能に、メモリ8GB・ストレージ256GBの構成で価格は4万4800円。手に入れやすい価格が魅力的なタブレットになります。

4万円台だがディスプレイの仕様は悪くない

画面サイズ12.1インチとやや大型サイズ(一般的には11インチ程度が標準サイズ)で、解像度2560×1600、画素密度249ppiと精細さは十分と言っていいでしょう。

アスペクト比は「10:16」なので横向きでの利用(文書作成やブラウジングなど)が快適になります。

色深度は12bit(約680億色)とハイエンド仕様ですが、輝度やコントラスト比、色域はミッドレンジ端末の標準的な仕様です。色表現は悪くなく、それなりに鮮明なディスプレイになります。

また、リフレッシュレートは「120Hz AdaptiveSync」に対応しており、コンテンツ(動画やゲーム)に合わせて最適なリフレッシュレートに自動調節されるため、常に滑らかな映像を楽しむことができます。

幅広い用途

ミッドレンジのタブレットなので日常使いに最適!

具体的な用途としては、エンタメ(ゲーム・動画・音楽)、ブラウジング(ネットショッピング・SNS利用・ニュース閲覧)、学習仕事(電子書籍・メール・文書作成・ビデオ会議)、軽度の編集作業(写真・ビデオ)など幅広く活躍できます。

ただし、高負荷な3Dゲーム(原神やPUBGなど)は少々厳しいです。解像度やFPSを低く設定することで、プレイ自体は可能なものの快適さは欠けます。

ゲームでガッツリ遊びたい場合は、やはりハイエンド端末がおすすめ!

まとめ

高コスパが魅力的なXiaomiのPOCOシリーズ。今回、日本市場において約2年ぶりとなった新製品は以下になります。

  • POCO F6 Pro(6万9880円〜)
  • POCO Pad(4万4800円)

POCO F6 Pro

高性能な「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載したフラグシップ機。ディスプレイやカメラはフラグシップに相応しい豪華な仕様。また、120Wハイパーチャージ対応で約19分でフル充電でき、価格もフラグシップモデルとしてはお手頃なのも魅力です。
ただ、FeliCa非対応なのでメインの端末としては少し使いづらいのが少し残念なポイント。どちらかと言えばサブ機向き。特にゲーミングスマホという用途なら良コスパでおすすめ

POCO Pad

「Snapdragon 7s Gen 2」を搭載したミッドレンジタブレットで、4万4880円とお手頃な価格でしっかりした性能が魅力です。高負荷な3Dゲームや動画編集などはやや厳しいものの、日常使いで幅広くで活用できます。

ディスプレイはミッドレンジとして十分な仕様で、スピーカーは4つのスピーカーによるステレオサウンドを実現。Dolby Vision・Dolby Atmosにも対応しているため動画視聴に最適です。

初めてのタブレットや、家庭での1台などにおすすめ!