OPPO製スマホのシリーズは大きく4つ。
シリーズ | 性能 |
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Find X | フラグシップ |
Reno Pro | アッパーミッド |
Reno A | ミッドレンジ |
A | エントリー |
今回発売された「OPPO Reno11 A」はミッドレンジの端末で、価格は4万8800円と相変わらずお手頃です。前モデル「OPPO Reno9 A」と比べて、高性能なチップセットやカメラシステム、急速充電などの機能が大幅に向上しており、コストパフォーマンスに優れたスマホに仕上がっています。
では、詳細について見ていきましょう!
目次
発売日
2024年6月27日(発売)
2024年6月20日(発表&予約開始)
スペック一覧
OPPO Reno11 A (CPH2603) | |
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発売日 | 2024/6/27 |
価格 | 4万8800円 |
付属品 | 保護フィルム(貼付済み) SIM取出し用ピン クイックガイド 安全ガイド |
デザイン | |
長辺 | 約162mm |
短辺 | 約75mm |
厚さ | 約7.6mm |
重量 | 177g |
本体カラー | コーラルパープル ダークグリーン |
システム | |
OS | ColorOS 14 (Android14 ベース) |
チップセット(SoC) | Dimensity 7050 |
メモリ(RAM) | 8GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
外部メモリ | microSDXC 最大2TB |
ディスプレイ | |
パネル | 2.5Dフレキシブル OLED |
画面サイズ | 約6.7インチ |
解像度 | 2412 × 1080(FHD+) |
画素密度 | 394ppi |
色深度 | 10bit(約10億7000万色) |
色域 | 100% DCI-P3(ビビッドモード) 100% sRGB(ナチュラルモード) |
輝度 | 500ニト(通常) 900ニト(最大輝度) |
HDR | HDR10+ |
コントラスト比 | – |
リフレッシュレート | 最大 120Hz 可変(120Hz/90Hz/60Hz) |
タッチサンプリングレート | 最大240Hz |
カメラ | |
アウトカメラ | 《広角》約6400万画素(F1.7) |
《超広角》約800万画素(F2.2、画角112°) | |
《マクロ》約200万画素(F2.4) | |
インカメラ | 3200万画素(F2.4) |
オーディオシステム | |
スピーカー | モノラルスピーカー ハイレゾ (対応イヤホン使用時) |
マイク | 最大40㏈のノイズキャンセリング |
バッテリー・充電 | |
バッテリー容量 | 5000mAh/19.55Wh |
急速充電 | 67W SUPERVOOCフラッシュチャージ 55W (PPS) |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
充電時間 | 約48分で100%まで充電 |
接続・通信 | |
SIM | nanoSIM+esim nanoSIM+nanoSIM |
NFC | おサイフケータイ(FeliCa)対応 |
コネクタ | USB Type-C(USB 2.0) |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 対応 |
Bluetooth | Ver. 5.2 オーディオコーディック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC |
その他 | |
生体認証 | 顔認証、指紋認証 |
防塵防水 | IP65 |
デザイン
画面サイズ | 約6.7インチ |
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長辺 | 約162mm |
短辺 | 約75mm |
厚さ | 約7.6mm |
重量 | 約177g |
本体カラー | コーラルパープル、ダークグリーン |
大型ディスプレイと大容量バッテリー搭載ながらも、厚さ 約7.6mm・重量 約177g と軽量薄型。また、画面占有率93.4%とベゼル幅がほとんどないスタイリッシュなデザインとなっています。
カラーは、コーラルパープル と ダークグリーン の2色。
システム
OS
ColorOS 14(Android14ベース)
ColorOSは、Androidをより使いやすくカスタムしたOPPO独自のシステム。純正のAndroidにはない機能やデザインが追加されています。
Androidベースなので、Androidアプリと互換性があり、Google Playストアからアプリをダウンロードして利用可能です。また、Androidのセキュリティアップデートや新機能を受け取ることができ、システムの安全性と最新機能も維持できます。
チップセット
Dimensity 7050
CPU:8コア(2.6GHz×2+2.0GHz×6)
GPU:ARM Mali-G68 MC4
MediaTekが開発したミッドレンジ向けのモバイルプロセッサ。性能と省電力性のバランスが取れており、特に一般的な日常のタスク(ブラウジング・SNS利用・動画視聴など)において、優れたパフォーマンスを発揮します。
CPUとGPUの性能的に高負荷なゲームなどは快適にプレイできないので、その点は注意しましょう。
メモリ・ストレージ
メモリ(RAM) | 8GB(最大16GB相当まで拡張可能) |
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ストレージ(ROM) | 128GB |
ミドルレンジモデルとしては標準的な8GB+128GBの構成。メモリはRAMの拡張可能機能により+8GBまで拡張ができ、最大16GB相当となります。
メモリ(RAM:ランダムアクセスメモリ)は、デバイスが一時的にデータを保存してアクセスするための装置・領域。多くのアプリやデータを同時に使用する際に、RAM容量が重要になります。RAMが多いほど、より多くのデータを一時的に高速に処理できるため、デバイスの全体的なパフォーマンスが向上する可能性があります。
ストレージ(ROM:リードオンリーメモリ)は、デバイスが永続的にデータを保存するための装置・領域。アプリケーション、写真、動画、システムファイルなどを保存します。この容量が多いほど、より多くのデータを保存できるため、デバイスの使用可能なスペースが増えます。また、ROMの種類や速度により、デバイスのデータアクセス速度が影響されます。
ストレージ(ROM)の空き容量が十分確保されている場合、その一部を使用してメモリ(RAM)を拡張できるという機能。ただし、応答速度はメモリ(RAM)の速度とは異なる
ディスプレイ
パネル | 2.5Dフレキシブル OLED(有機EL) |
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画面サイズ | 約6.7インチ |
解像度 | 2412 × 1080(FHD+) |
画素密度 | 394ppi |
アスペクト比 | 約22:10 |
色域 | 100% DCI-P3(ビビッドモード) 100% sRGB(ナチュラルモード) |
色深度 | 10bitカラー(約10.7億色)表示 |
輝度 | 500ニト(標準) 900ニト(最大輝度) |
HDR | HDR10+ |
コントラスト比 | – |
リフレッシュレート | 最大120Hz 可変(120Hz/90Hz/60Hz) |
タッチサンプリングレート | 最大240Hz |
ミッドレンジスマホのディスプレイなので、特別際立っているわけではありませんが、十分なディスプレイ仕様と言っていいでしょう。
「画素密度 394ppi」と十分な精細さに加えて、「DCI-P3 100%の広色域をサポート」「約10.7億色のカラー表示」と発色が良く、滑らかな色の表現が可能です。また、「リフレッシュレート 最大120Hz」に対応するなど、ミッドレンジモデルながらも高水準なディスプレイになっています。
カメラ
リアカメラ | |
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広角 | 約6400万画素(F値1.7) |
超広角 | 約800万画素(F2.2、画角112°) |
マクロ | 約200万画素(F2.4) |
ビデオ撮影 | 4K:30fps、1080P:60fps/30fps、720P:60fps/30fps |
〈ズーム撮影〉1080P/720P:30fps | |
〈スローモーション撮影〉720P:120fps | |
〈タイムラプス撮影〉1080P:30fps | |
〈アウト/イン同時動画撮影〉1080P:30fps | |
フロントカメラ | |
フロントカメラ | 約3,200万画素(F値2.4) |
ビデオ撮影 | 4K/1080P/720P:30fps |
〈ビデオ手ブレ補正〉1080P:30fps |
カメラもディスプレイと同様に、ミッドレンジスマホとして十分な仕様と言っていいでしょう。
高画質な6400万画素の広角カメラと3200万画素のフロントカメラが特徴で、より精細な写真撮影が可能です。また、30fpsのみではあるものの4K撮影にも対応するなど着実に進化しています。
バッテリー・急速充電
バッテリー容量 | 5000mAh/19.55Wh |
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急速充電 | 67W SUPERVOOCフラッシュチャージ 55W (PPS) |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
充電時間 | 約48分で100%まで充電 |
バッテリーは5000mAhと大容量。急速充電は、67W SUPERVOOCフラッシュチャージというOPPO独自の急速充電規格や55W PPSに対応しています。67W SUPERVOOCフラッシュチャージを利用することで、フル充電まで約48分、約20分の充電で残量50%以上に回復させることができます。
ただし、この規格やPPSに対応する充電器は付属していません。
PPS
USB PD規格の追加機能の1つで、電圧と電流を細かく調整することにより、デバイスに最適な条件で充電することができるという機能。PD 3.0以降 や QC4+以降などの一部デバイスでサポートされています。
通信性・接続性
NFC | おサイフケータイ(FeliCa)対応 |
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SIM | nanoSIM+esim nanoSIM+nanoSIM |
コネクタ | USB-C(USB 2.0) |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 対応 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax) |
Bluetooth | Ver. 5.2 オーディオコーディック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC |
NFCは Felicaにも対応しているため、モバイルSuicaやPASMOの利用もできます。SIMは デュアルSIMに対応、eSIMの利用も可能です。
生体認証
顔認証/指紋認証
防塵防水
IP65
完全防水ではありませんが、雨に濡れても問題のない防水性能なので日常使いとしては十分です。
価格
8GB+128GB構成のみで販売され、価格は4万8800円(税込)になります。
OPPO直営(公式オンラインショップ・楽天市場店・Yahoo!ショッピング店)の他に、MNOは 楽天モバイル と Y!mobile、MVNOでは II Jmio や mineo などで販売されます。また、ヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店、Amazonでも購入できます。
類似端末との比較
前モデル「OPPO Reno9 A」から進化した点は…
Reno11 A | Reno9 A | |
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発売日 | 2024/6/27 | 2023/6/23 |
価格 | 4万8800円 | 4万6800円 |
付属品 | 保護フィルム(貼付済み) SIM取出し用ピン クイックガイド 安全ガイド | |
− | 保護ケース | |
デザイン | ||
長辺 | 約162mm | 約160mm |
短辺 | 約75mm | 約70mm |
厚さ | 約7.6mm | 約7.8mm |
重量 | 177g | 約183g |
本体カラー | コーラルパープル ダークグリーン | ムーンホワイト ナイトブラック |
システム | ||
OS | ColorOS(Androidベース) | |
チップセット(SoC) | Dimensity 7050 | Snapdragon 695 5G |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ(ROM) | 128GB | |
外部メモリ | microSDXC 最大2TB | microSDXC 最大1TB |
ディスプレイ | ||
パネル | 有機EL(OLED) | |
画面サイズ | 約6.7インチ | 約6.4インチ |
解像度 | 2412 × 1080(FHD+) | 2400×1080 |
画素密度 | 394ppi | 約409PPI |
色深度 | 10bit(約10億7000万色) | 8bit(約1677万色) |
色域 | 100% DCI-P3(ビビッドモード) 100% sRGB(ナチュラルモード) | 100% DCI-P3(ブリリアントモード) 100% sRGB(ナチュラルモード) |
輝度 | 500ニト(通常) 900ニト(最大) | 430ニト(通常) 600ニト(最大) |
コントラスト比 | – | |
リフレッシュレート | 最大 120Hz(120Hz/90Hz/60Hz) | 最大90Hz (60Hz/90Hz) |
タッチサンプリングレート | 最大240Hz | 最大180Hz |
カメラ | ||
アウトカメラ | 《広角》約6400万画素(F1.7) | 《広角》約4800万画素(F1.7) |
《超広角》約800万画素(F2.2、画角112°) | 《超広角》約800万画素(F2.2、画角120°) | |
《マクロ》約200万画素(F2.4) | ||
インカメラ | 3200万画素(F2.4) | 1600万画素(F2.4) |
バッテリー・充電 | ||
バッテリー容量 | 5000mAh/19.55Wh | 4500mAh |
急速充電 | 67W SUPERVOOCフラッシュチャージ 55W (PPS) | 18W |
ワイヤレス充電 | 非対応 | |
充電時間 | 約48分で100%まで充電 | – |
接続・通信 | ||
SIM | nanoSIM+esim nanoSIM+nanoSIM | |
NFC | おサイフケータイ(FeliCa)対応 | |
コネクタ | USB Type-C(USB 2.0) | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 |
Bluetooth | Ver. 5.2 | Ver. 5.1 |
オーディオコーディック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC | ||
その他 | ||
生体認証 | 顔認証、指紋認証 | |
防塵防水 | IP65 | IP68 |
価格は2000円高くなりましたが、デザイン・チップセット・ディスプレイ・カメラシステム・急速充電 など全体的に満遍なくグレードアップしています。
中でも、急速充電は大幅に改善され「67W SUPERVOOCフラッシュチャージ」や「PPS(最大55W)」に対応。これらに対応する充電器・ケーブルを利用することで、充電時間をかなり短縮できます。
2024年現在のミッドレンジスマホとしては、物足りない点がほぼ見当たらないほどの十分な仕上がりと言っていいでしょう!
ライバル機種は「Redmi Note 13 Pro 5G」
同じミッドレンジのモデルで発売日も近いということで、Xiaomiの「Redmi Note 13 Pro 5G」と比較してみます。
OPPO Reno11 A | Redmi Note 13 Pro 5G | |
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発売日 | 2024/6/27 | 2024/5/16 |
価格 | 4万8800円 | 4万1800円 |
パッケージ内容 | 本体(画面保護シート貼付済み) クイックスタートガイド SIM取り出し用ピン | |
安全ガイド | ソフトケース | |
デザイン | ||
長辺 | 約162mm | 約161mm |
短辺 | 約75mm | 約74mm |
厚さ | 約7.6mm | 約8.1mm(最厚部約11.7mm) |
重量 | 約177g | 約189g |
本体カラー | コーラルパープル ダークグリーン | ミッドナイトブラック オーロラパープル オーシャンティール |
システム | ||
OS | ColorOS 14(Android14ベース) | HyperOS(Androidベース) |
チップセット | Dimensity 7050 6nmプロセス CPU:8コア(最大2.6GHz) GPU:ARM Mali-G68 MC4 ※AnTuTuスコア約50万 | Snapdragon 7s Gen 2 4nmプロセス CPU:8コア(最大2.4GHz) GPU:Adreno 710 ※AnTuTuスコア約60万 |
メモリ | 8GB ※最大8GBのメモリ拡張機能 | |
ストレージ | 128GB | 256GB |
ディスプレイ | ||
パネル | 有機EL(OLED) | |
画面サイズ | 6.7インチ | |
解像度 | 2412 × 1080 | 2712×1220 |
画素密度 | 394PPI | 446PPI |
色深度 | 10bit(約10億7000万色) | |
色域 | DCI-P3 100% | |
リフレッシュレート | 最大120Hz | |
輝度 | 500ニト(通常) 900ニト(最大輝度) | 1800ニト(ピーク輝度) |
HDR | HDR10+ | |
コントラスト比 | ? | 5,000,000:1 |
カメラ | ||
広角 | 約6400万画素 絞り値:F1.7 | 2億画素 絞り値:F1.65 センサーサイズ:1/1.4インチ ピクセル幅:2.24μm(16-in-1ビニングによる) オートフォーカス:Super Quad PD ズーム:最大4倍のロスレスズーム 手ぶれ補正:光学式(OIS)+電子式(EIS) レンズ構成:7Pレンズ |
超広角 | 約800万画素 (F2.2) | |
マクロ | 約200万画素(F2.4) | |
フロント | 約3200万画素(F2.4) | 1600万画素(F2.45) |
バッテリー・充電 | ||
バッテリー容量 | 5000mAh | 5100mAh |
急速充電 | 67W SUPERVOOCフラッシュチャージ | 67Wターボチャージ |
ワイヤレス充電 | 非対応 | |
充電時間 | 約48分で100%まで充電 | 50%まで17分 100%まで44分 ※67Wターボチャージ充電の場合 |
接続・通信 | ||
NFC・おサイフケータイ | 対応 | |
SIM | nanoSIM / eSIM | |
コネクタ | USB Type-C | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 |
Bluetooth | 5.2 | |
SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC | ? | |
その他の機能・仕様 | ||
生体認証 | 指紋認証、顔認証 | |
防塵防水 | IP65 | IP54 |
オーディオ | モノラルスピーカー | デュアルスピーカー Dolby Atmos |
– | 3.5mmヘッドホンジャック |
最新ミッドレンジスマホの中でもより性能を重視したのが「Redmi Note 13 Pro 5G」、より機能性を高めたのが「OPPO Reno11 A」と言った感じになります。
価格も含めて総合的に見ると、Xiaomiの「Redmi Note 13 Pro 5G」の方が少しコスパが良いと言えるでしょう。ただ、KDDIの独占販売なので、購入できるのは「au」または「UQ mobile」のみとなってます。
まとめ
前モデルから全体的に性能・仕様が底上げされて、2024年から2025年にかけてのミッドレンジの新基準となる性能と機能を備えています。特に大きな変化としては「急速充電」です。67W SUPERVOOCフラッシュチャージ や 55W PPS に対応し、充電時間を大幅に短縮できるようになりました。
お手頃な価格で、一般的な日常タスクをサクサク快適に利用できるという点で非常におすすめなスマホです!
OPPO Reno11 Aに充電器は付属していません。今後、高出力の規格に対応する製品が主流になってくるため、1つ持っておいて損はないですよー。