【OPPO Reno9 A】のスペックや価格まとめ。Reno7 Aから進化した点は…

出典:OPPO 公式サイト

「Reno9 A」はミドルレンジの端末!

OPPOのスマホには、以下の3シリーズがあります。

  1. Find Xシリーズ
    • ハイエンドモデル(性能/価格→高)
  2. Renoシリーズ
    • ミドルレンジモデル(性能/価格→中)
  3. Aシリーズ
    • ローエンドモデル(性能/価格→低)

OPPO Reno9 Aは「Renoシリーズ」なので、ミドルレンジモデルの端末になります。

スペック

発売日2023年6月22日
画面サイズ約6.4インチ
本体サイズ(縦×横×厚さ)約 160×74×7.8(mm)
重量183g
カラームーンホワイト
ナイトブラック
OSColorOS 13(Android 13ベース)
チップセット(SoC)Snapdragon 695 5G
メモリ(RAM)8GB
ストレージ(ROM)128GB
ディスプレイ有機EL(OLED)
画面占有率89.4%
解像度2400×1080
画素密度(ppi)約409ppi
色域ブリリアント:
DCI-P3 100%/sRGB 136%
ナチュラル:
DCI-P3 73.6% /sRGB 99.9%
色深度8bit(24bit)約1677万色
輝度通常:430nits
最大:600nits
リフレッシュレート最大90Hz(60Hz/90HZ)
タッチサンプリングレート最大180Hz
アウトカメラ[広角]約4800万画素(F値 1.7)
[超広角]約800万画素(F値 2.2、画角120°)
[マクロ]約200万画素(F値 2.4)
インカメラ約1600万画素 (F値 2.4)
バッテリー公称値:4500mAh
定格値:4400mAh
最大18W(PD/QC2.0)の急速充電対応
生体認証顔認証
指紋認証(ディスプレイ)
コネクタUSB Type-C
イヤホンジャック 3.5mm
防塵防水IP68
NFC(Type A/B、Felica)対応
eSIM対応
5G対応
Wi-Fi 6非対応
Bluetooth バージョン5.1
Bluetooth オーディオコーディックSBC/AAC/aptx/aptx HD/LDAC

カラーバリエーション

  • ムーンホワイト
  • ナイトブラック

の2色から選択できる。

サイズと重量

画面サイズ約6.4インチ
本体サイズ高さ約160 mm
約74 mm
厚さ約7.8mm
重量約183g

OS

OSは「ColorOS 13 based on Android13」を搭載。

ColorOS」というのは、OPPOがAndroidをベースに独自のカスタムしたOSになります。そのため、Google Playストアからアプリをダウンロードして利用できるなど、Androidの基本的な機能に違いはありません。あくまで、純正のAndroidにはない機能やデザインを追加しているといった感じです。

ColorOS以外にもAndroidベースの独自OS・UIなどが搭載されたスマホもありますが、どれも使っていればすぐに慣れてくるので、あまり気にしなくても大丈夫です。

チップセット(SoC)

Qualcommの「Snapdragon695 5G」を搭載。

Snapdragon搭載端末の性能と価格
8シリーズ(800番台)ハイエンド(10万円前後〜)
7シリーズ(700番台)ミドルハイ(5万円前後〜)
6シリーズ(600番台)ミドル(4〜5万円)
4シリーズ(400番台)エントリー(2〜4万)

「Snapdragon695 5G」は2022年〜発売されているミドルレンジスマホのSoCとしてはド定番で、

  • XiaomiRedmi Noto 11 Pro 5G(2022年5月〜)
  • OPPOReno7 A(2022年6月〜)
  • ソニーXperia 10 IV(2022年7月〜)
  • シャープAQUOS sense7(2022年11月〜)

などにも搭載されています。

「Snapdragon695 5G」搭載スマホでは、動画視聴ブラウジング軽めのゲームなどは特に問題なく動作します。ただし、推奨スペックの高いゲーム(オープンワールドRPG系、シューティング系など)は、動作するもののカクつきが出ることもあるため、快適に遊べるとまでは言えません。このようゲームで遊びたい場合は、より高性能なSoCを搭載した端末をおすすめします。

メモリ(RAM)・ストレージ(ROM)

メモリ(RAM)8GB(+8GB)
ストレージ(ROM)128GB
外部ストレージ[SDカード]microSDXC(最大1TB)

メモリ(RAM)はミドルレンジとしては大容量の8GB。さらに、「RAMの拡張」機能により最大8GBを拡張可能

ストレージ(ROM)の空き容量が十分確保されている場合、その一部を使用してRAMを拡張できる機能。ただし、応答速度はRAMの速度とは異なる。

ディスプレイ

ディスプレイパネル有機EL(OLED)
画面サイズ約6.4インチ
画面占有率89.4%
解像度2400×1080(FHD+)
画素密度(ppi)約409ppi
色域ブリリアント:
DCI-P3 100%/sRGB 136%
ナチュラル:
DCI-P3 73.6% /sRGB 99.9%
色深度8bit(24bit)約1677万色
輝度通常:430nits
最大:600nits
リフレッシュレート最大90Hz
タッチサンプリングレート最大180Hz

OPPO Reno9 Aのディスプレイはまあまあの高仕様で高画質が期待できます。もちろんハイエンド端末と比べると差が全くないわけではありませんが、それでも十分満足レベルであると感じます。

解像度と画素密度(ppi)

ディスプレイの解像度は、画面に表示できるピクセルの数を示す指標で、「横×縦」のピクセル数で表されます。代表的なものとしては以下のようなものがあります。

  • FHD:1920×1080
  • WUXGA:1920×1200
  • WQHD :2560×1440
  • WQXGA:2560×1600
  • 4K:3840×2160
  • 8K:7680×4320

画素密度(ppi)は[Pixels Per Inch]の略で、1インチあたりの画素数のことを指します。よくスマホやタブレットなどの小型ディスプレイの画質評価に使われており、この値が高いほど細やかで鮮明なディスプレイ表示が可能です。

  • 画素密度(ppi)の求め方
    • √(縦ピクセル2+ 横ピクセル2) ÷ 画面サイズ

「Reno9 A」は画面サイズ約6.4インチ、解像度2400×1080で、画素密度が約409ppiとなっています。人気のあるiPhoneやPixelシリーズと比べてみると、意外にも「Pixel 7」とは同程度でした。

iPhonePixel
1414 Plus14 Pro14 Pro Max77 pro
画面サイズ
(インチ)
6.16.76.16.76.36.7
解像度2532×11702778×12842556×11792796×12901080×24001440×3120
画素密度460ppi458ppi460ppi416ppi512ppi

色域

ディスプレイの色域は、そのディスプレイで再現できる色の範囲を指します。

色の再現範囲を示す指標としては、

  • sRGB
    • デジタル画像の標準的な色域のひとつ
  • Adobe RGB
    • 写真やグラフィックデザインなどの分野で使用される色空間。
  • NTSC
    • アメリカのテレビ放送規格。
  • Display P3
    • Appleが開発した色域で、Adobe RGBに近い色域を持っている。
  • DCI-P3
    • デジタルシネマ向けにアメリカの映画制作業界団体が策定した色域。

などがあります。「Adobe RGBNTSCDisplay P3DCI-P3」では、色の再現できる範囲が「sRGB」に比べ30%程度広くなっており、より鮮やかなディスプレイ表示が可能です。

Reno9 Aの色域は2通りの設定が可能で、

ブリリアントの場合はDCI-P3 100%(sRGB 136%)の色域、ナチュラルの場合はDCI-P3 73.6%(sRGB 99.9%)の色域で表示されます。

色深度

色深度は、そのディスプレイで表現できる色の数を指します。色深度が高いと、表現できる色が多く「より滑らかなグラデーション」や「細かい色の変化」を表現できます。

色深度は24bit(8bit)で約1677万色表示で平均的です。ハイエンドスマホでもほとんどが約1677万色表示となっています。

輝度

輝度とは、光の明るさを表す物理量。ディスプレイの輝度を表す場合の単位はnits(ニト)が一般的です。

輝度は、「通常:430nits」「最大:600nits」でミドルレンジスマホとしては平均的。

リフレッシュレート

リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に表示できる画像の更新回数を示す指標で、単位をヘルツ(Hz)で表します。例えばリフレッシュレートが60Hzの場合は、1秒間で最大60回更新されていることになります。

リフレッシュレートが高いほど、バッテリー消費は激しくなりますが「画面のスクロールが滑らかになる」「タッチペンを使ったときの遅延が少なる」など画面の動きは滑らかになります。

リフレッシュレートは高(90Hz)標準(60Hz)を選択できます。最近のミドルレンジスマホでは最大90Hzというのが一般的になっています。

カメラ・ビデオ

アウトカメラ[広角]約4800万画素(F値 1.7)
[超広角]約800万画素(F値 2.2、画角120°)
[マクロ]約200万画素(F値 2.4)
インカメラ約1600万画素(F値 2.4)
撮影モード写真、夜景、動画、ポートレート、アウト/イン同時動画撮影、スローモーション、タイムプラス、プロ、超高解像度、パノラマ、テキストスキャナー、マクロ、ステッカー、Google Lens
ビデオ撮影方法解像度とフレームレート
アウトカメラ通常1080P・720P/30fps
スローモーション撮影720P/120fps
電子式手ブレ補正対応1080P/30fps
ズーム撮影1080P/30fps
インカメラ通常1080P・720P/30fps
AIビューティーON720P/30fps

最近のミドルレンジスマホは、高仕様なカメラを搭載するのがトレンドっぽくなっています。「Reno9 A」もカメラはなかなかな高仕様で、高画質な写真が期待できます。ただし、動画撮影は4K撮影ができないなど写真撮影と比べて、若干見劣りする仕様となっています。

バッテリー

バッテリー容量公称値:4500mAh
定格値:4400mAh
急速充電18W(PD/QC 2.0)の急速充電に対応

本体はコンパクトながらも4500mAhの大容量バッテリーで、最大39時間のオーディオ再生、最大20時間の動画視聴が期待できます。

また、充電は最大18Wの急速充電に対応しています。

防塵・防水性能

防塵は「IP6X」で「直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れて攪拌(かくはん)させ、取り出したときに内部に塵埃が侵入しない機能を有する」防塵構造となっています。

防水は「IPX8」で「常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有する」防水性能となっています。

NFC

NFCは世界標準の規格である「Type A/B」、日本で広く普及率している「Type F(Felica)」に対応。マイナンバーカードの読み取りやタッチ決済などが可能です。

その他

生体認証顔認証
ディスプレイでの指紋認証
コネクタUSB-Type C
イヤホンジャック 3.5mm
eSIM対応
5G対応
Wi-Fi 6非対応
Bluetooth バージョンver 5.1
Bluetooth オーディオコーディックSBC/AAC/aptx/aptx HD/LDAC

付属品・関連アクセサリ

《同封物》
  • SIM取出し用ピン(試供品)×1
  • 保護フィルム(試供品)(貼付済み)×1
  • 保護ケース(試供品)×1
  • クイックガイド×1
  • 安全ガイド×1
《関連アクセサリ》
  • OPPO Reno9 A 耐衝撃ハイブリッドケース

OPPOのスマホでは「保護フィルム(貼付済み)」と「保護ケース」が付属してくるため、余計な出費や手間が省けます。

価格

OPPO公式オンラインショップ楽天市場店Yahoo!ショッピング店)での価格は、4万6800円(税込)となっています。また公式ショップ以外の正規販売店では、大体4万〜5万円で購入できます。

正規販売店は、MNO(自社で回線網を有する事業者)だと楽天モバイルワイモバイルの2社。MVNO(格安SIMを提供している事業者)では、IIJmio・mineo・QTモバイルなど計8社。また、大手家電量販店やAmazonなどのECサイトでも購入できます。

正規販売店はOPPO公式オンラインショップより価格の安いところもあるので、検討中の場合はいくつかチェックしてみるのがおすすめです。

「Reno7 A」からどこが進化した?

Reno9 AReno7 A
発売日2023年6月22日2022年6月23日
画面サイズ約6.4インチ
本体サイズ
(縦×横×厚さ)
約 160×74×7.8(mm)約 160×73.4×7.6 (mm)
重量183g約175g
カラームーンホワイト
ナイトブラック
スターリーブラック
ドリームブルー
OSColorOS (Android ベース)
チップセット
(SoC)
Snapdragon 695 5G
メモリ(RAM)8GB6GB
ストレージ(ROM)128GB
ディスプレイパネル有機EL(OLED)
画面占有率89.4%
解像度2400×1080
画素密度(ppi)約409ppi
色域ブリリアント:
DCI-P3 100%/sRGB 136%
ナチュラル:
DCI-P3 73.6% /sRGB 99.9%
色深度8bit(24bit)約1677万色
輝度通常:430nits
最大:600nits
リフレッシュレート最大90Hz(60Hz/90HZ)
タッチサンプリングレート最大180Hz
アウトカメラ[広角]約4800万画素(F値 1.7)
[超広角]約800万画素(F値 2.2、画角120°)
[マクロ]約200万画素(F値 2.4)
インカメラ約1600万画素 (F値 2.4)
バッテリー公称値:4500mAh
定格値:4400mAh
最大18W(PD/QC2.0)の急速充電対応
生体認証顔認証
指紋認証(ディスプレイ)
コネクタUSB Type-C
イヤホンジャック 3.5mm
防塵防水IP68
Felica(おサイフケータイ)対応
eSIM対応
5G対応
Wi-Fi 6非対応
Bluetooth Ver.5.1
Bluetooth
オーディオコーディック
SBC/AAC/aptx/aptx HD/LDAC

「Reno7 A」→「Reno9 A」では仕様がほとんど変わっておらず、グレードアップしたのはメモリー(RAM)くらいです。

OPPOは「長期間利用できるスマホ」というのを重要視しているようで、今後アップデートで機能が追加されても動作が重くならないように、メモリーに余裕を持たせた設計にしていると考えられます。

まとめ

  1. 普段使いに最適
    • Snapdragon695 5G、メモリ8GBを搭載したミドルレンジスマホで「ブラウジング・動画視聴・SNS利用・軽めのゲームなど」サクサク動作する。(推奨スペックの高いゲームでも設定によってはそれなりに遊べる)
    • IP68の強固な防塵・防水性能
    • NFC(Type A/BFelica)に対応
    • 顔認証・指紋認証に対応
    • 1日たっぷりと使えるバッテリー
  2. 高仕様のディスプレイ&カメラ
    • ハイエンドスマホ並みとまでは言えないものの、特にこだわりがないなら「コレで十分」と言えるレベル。
  3. お手頃な価格
    • 公式ショップでは4万6800円(税込)だが、さらに安く購入できるところも…

スペックを考慮するとコスパも良く、スマホ代金を抑えたい人にとってかなりオススメ!