目次
発売日
2023年10月6日(金)より順次販売。
OPPO製スマホのシリーズについて
Find X | ハイエンド | ||
---|---|---|---|
Reno | Pro | ミドルレンジ | ミドルハイ |
A | ミドルロー | ||
A | ローエンド |
これまで国内販売されていたOPPOのミドルレンジスマホは「Reno A」のみでしたが、「OPPO Reno10 Pro 5G」が発売されたことで、ワンランク上にあたる「Reno Pro」が新たに加わりました。そのため、Renoシリーズは「Reno A」がミドルローレンジ、「Reno Pro」がミドルハイレンジとなります。
スペック
製品詳細 | |
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端末名 | OPPO Reno10 Pro5G(CPH2541) |
メーカー/ブランド | OPPO |
発売日 | 2023年10月6日 |
デザイン | |
本体サイズ | 約 163 × 75 × 7.9 (mm) |
重量 | 約185g |
本体カラー | シルバーグレー グロッシーパープル |
システム | |
OS | ColorOS[Androidベース] |
チップセット[SoC] | Snapdragon 778G 5G |
メモリ[RAM] | 8GB |
ストレージ[ROM] | 256GB |
ディスプレイ | |
パネル | 有機EL(OLED) |
画面サイズ | 約6.7インチ |
解像度 | 2412 × 1080 |
画素密度 | 394ppi |
色深度 | 10bit(約10億7000万色表示) |
色域 | 100% DCI-P3(アクティブモード) 100% sRGB(ソフトモード) |
輝度 | 500nits(デフォルト設定時の通常輝度) 800nits(日光下での最大輝度) 950nits(HDR写真やHDR10+コンテンツを表示する最大輝度) |
リフレッシュレート | 最大120Hz(120Hz/90Hz/60Hz) |
タッチサンプリングレート | 最大240Hz |
カメラ | |
アウトカメラ | [広角]約5000万画素 (F1.8) |
[望遠]約3200万画素(F2.0) | |
[超広角]約800万画素(F2.2、画角112°) | |
インカメラ | 約3200万画素 (F2.4) |
バッテリー・充電 | |
バッテリー容量 | 公称値:4600mAh/17.98Wh 定格値:4460mAh/17.43Wh |
急速充電 | 80W SUPERVOOC(最大80W) |
その他の仕様 | |
生体認証 | ディスプレイ指紋認証/顔認証 |
防塵防水 | IP54 |
サウンドシステム | モノラルスピーカー |
接続性 | |
コネクタ | USB Type‐C(USB2.0) |
NFC | Type-A/Type-B/FeliCa(Type-F) |
SIM | デュアルSIM・eSIM対応[nanoSIM+nanoSIM/nanoSIM+eSIM] |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6対応) |
Bluetooth | バージョン:5.2 コーディック:SBC,AAC,aptx,aptx-HD,LDAC,LHDC |
デザイン
本体サイズ | 長辺:163 mm 短辺:75 mm 厚さ:7.9 mm |
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重量 | 約185g |
本体カラー | グロッシーパープル/シルバーグレー |
手になじみやすい3Dカーブ設計に加え、エッジディスプレイを採用しているためベゼル幅の狭いスタイリッシュなデザインとなっています。また、厚さ7.9mm・重量約185gと非常にスリムで軽量。
OS
ColorOS 13
OPPOの端末では「ColorOS」と言われるAndroidをより使いやすくカスタムした独自のシステムを搭載しています。これによって、純正のAndroidにはない機能やデザインなどが追加されているわけですが、Androidユーザーであれば特に違和感なく利用できると思います。
ただし、iOSのようにシンプルで分かりやすいシステムとまでは言えないため、iPhoneから機種変更する場合は、慣れるまで少し時間が必要になるかもしれません。
チップセット[SoC]
Qualcomm Snapdragon 778G 5G
[GPU:Adreno 642L]
「Snapdragon 778G 5G」のベンチマークスコア | |
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Antutu | 529557 |
Geekbench | マルチ:2875 シングル:873 |
3DMark | 2465 |
Snapdragonの中でも7シリーズ(700番台)は、基本的にミドルハイレンジの位置付けとなります。
Snapdragonシリーズ | 端末の性能と価格 |
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8シリーズ(800番台) | ハイエンド(10万円前後〜) |
7シリーズ(700番台) | ミドルハイ(5万円前後〜) |
6シリーズ(600番台) | ミドル(4〜5万円程度) |
4シリーズ(400番台) | エントリー(2〜4万程度) |
ネット検索や動画視聴などのライトな使用はもちろんスムーズで快適です。また『PUBG』『Call of Duty』『原神』などの高負荷の映像処理を必要とするゲームもそれなりにプレイできます。ただ、このようなゲームを頻繁にするのであれば、より快適にプレイできるハイエンド端末がおすすめです。
メモリ[RAM]・ストレージ[ROM]
メモリ:8GB(+8GB)
ストレージ:256GB
メモリは8GBに加えて、RAMの拡張機能*により最大8GBを追加可能。ストレージ[ROM]の選択肢は256GBのみで、SDカードスロットは非搭載。
RAMの拡張機能
ストレージ[ROM]の空き容量が十分確保されている場合、その一部を使用してメモリ[RAM]を拡張できるという機能。ただし、応答速度はRAMの速度とは異なる。
ディスプレイ
ディスプレイの仕様 | |
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ディスプレイパネル | 有機EL[OLED] |
画面サイズ | 約6.7インチ |
解像度 | 2412 × 1080 |
画素密度 | 394ppi |
色深度(表示できる色の数) | 約10億7000万色表示 |
色域(再現可能な色の範囲) | 100% DCI-P3(アクティブモード) 100% sRGB(ソフトモード) |
輝度 | 500nits(デフォルト設定時の通常輝度) 800nits(日光下での最大輝度) 950nits(HDR写真やHDR10+コンテンツを表示する最大輝度) |
リフレッシュレート | 最大120Hz 可変(120Hz/90Hz/60Hz) |
タッチサンプリングレート | 最大240Hz |
約10億7000万色表示に加えて、DCI-P3 100%の高色域、リフレッシュレート最大120Hzなどディスプレイ面は、ミドルハイレンジ帯の端末らしい高仕様になっています。
解像度
ディスプレイに並んでいる画素(ピクセル)の数を示すもので、一般的に「横のピクセル数×縦のピクセル数」で表示されます。
代表的なものとしては以下のようなものがあります。
- FHD:1920×1080
- WUXGA:1920×1200
- WQHD :2560×1440
- WQXGA:2560×1600
- 4K:3840×2160
- 8K:7680×4320
「FHD+」のように「+」がついている場合は「それよりも大きい解像度」という意味になります。
画素密度
画素密度(ppi)は[PixelsPerInch]の略で、1インチあたりの画素数のことを指します。よくスマホやタブレットなどの小型ディスプレイの画質評価に使われており、基本的にこの値が高いほど、より細やかで鮮明なディスプレイ表示が可能となります。
色深度
ディスプレイの色深度は、そのディスプレイで表現できる色の数を表しており、色深度が高ければ「より滑らかなグラデーション」や「細かい色の変化」を表現できます。
基本的には「約1670万色表示」か「約10億色表示」のどちらかになります。
色深度 | 表示できる色の数 |
---|---|
8bit(24bit) | 1677万7210色 |
10bit(30bit) | 10億7374万1824色 |
ちなみに、「8bit=28=256色」「10bit=210=1024色」であるのに、「8bit(約1677万色)」や「10bit(約10億色)」と表記される場合がありますが、これはおそらく「3つのカラーチャンネル(赤,緑,青)が、それぞれ8bitずつもしくは10bitずつ色を表現できる」という意味を含んでいるためです。
つまり、
- 8bit表記の場合
- 10bit表記の場合
ということになります。
色域
ディスプレイの色域は、そのディスプレイで再現できる色の範囲を指します。
色の再現範囲を示す指標としては、代表的なものは以下になります。
「Adobe RGB・NTSC・Display P3・DCI-P3」では、色の再現できる範囲が「sRGB」に比べ30%程度広く、より鮮やかなディスプレイ表示が可能です。
リフレッシュレート
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に表示できる画像の更新回数を示す指標で、単位をヘルツ(Hz)で表します。例えば、リフレッシュレートが60Hzの場合は、1秒間で最大60回更新されていることになります。
リフレッシュレートが高いほど、バッテリー消費は激しくなりますが「画面のスクロールが滑らかになる」など画面表示が滑らかになる。
カメラ
アウトカメラ | 広角 | 約5000万画素 (F1.8) OIS対応 |
---|---|---|
望遠 | 約3200万画素(F2.0) 光学2倍ズーム対応 | |
超広角 | 約800万画素(F2.2、画角112°) | |
インカメラ | 約3200万画素 (F2.4) |
撮影モード
〈アウトカメラ〉
写真、動画、夜景、PRO、パノラマ、ポートレート、タイムラプス、スローモーション、テキストスキャナー、アウト/イン同時動画撮影、超高解像度、ステッカー、Google Lens
〈インカメラ〉
写真、ビデオ、パノラマ、ポートレート、夜景、タイムラプス、ステッカー、アウト/イン同時動画撮影
ビデオ撮影
〈アウトカメラ〉
4K:30fps、1080P/720P:60fps/30fps
〈インカメラ〉
1080P/720P:30fps
バッテリー
バッテリー容量 | 4600mAh(17.98Wh) |
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急速充電 | 最大80W(80W SUPERVOOC規格) |
充電時間 | 約28分 |
OPPO Reno10 Pro 5Gは充電スピードが非常に魅力的です。最大80Wで充電可能な「80W SUPERVOOC」というOPPO独自規格に対応しており、約28分でフル充電ができます。もちろんこの規格に対応する充電器が付属しています。
生体認証
ディスプレイ指紋認証と顔認証の両方に対応
防塵防水
防塵:IP5X
防水:IPX4
IPX4の防水性能は「あらゆる方向からの水の飛沫によっても有害影響を及ぼしてはならない」という定義になるため、浸水や流水に対して防水性能があるわけではありません。
付属品・関連アクセサリ
付属品
- ACアダプター(OPPO 80W SUPERVOOC 急速充電アダプターと同品)
- USB Type-Cデータケーブル
- 保護フィルム(貼付済み)
- 保護ケース
- SIM取出し用ピン
- クイックガイド
- 安全ガイド
関連アクセサリ
Reno10 Pro 5G専用のOPPO純正アクセサリ(ケースや保護フィルム)は、現時点で販売されていません。
価格
OPPO直営ショップでの価格は、税込8万6800円となっています。
もちろん直営ショップ以外にも正規販売店があります。MNO(自社で回線網を有する事業者)だとSoftBank、MVNO(格安SIMを提供している事業者)ではIIJmio・mineoの2社、他にも量販店やAmazonなどのECサイトでも購入できます。
OPPO Reno9 Aとの比較
同じRenoシリーズでも「Reno Proシリーズ」と「Reno Aシリーズ」の違いとして、販売時期の近い「Reno9 A」を例に比較。
Reno10 Pro 5G | Reno9 A | |
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発売日 | 2023/10/6 | 2023/6/22 |
価格 | 8万6800円 | 4万6800円 |
付属品 | USB Type-Cデータケーブル、保護フィルム(貼付済み)、保護ケース、 SIM取出し用ピン、クイックガイド、安全ガイド | |
OPPO 80W SUPERVOOC 急速充電アダプター | ‐ | |
デザイン | ||
長辺 | 163 mm | 160 mm |
短辺 | 7.5 mm | 74 mm |
厚さ | 7.9 mm | 7.8 mm |
重量 | 185g | 183g |
本体カラー | シルバーグレー グロッシーパープル | ムーンホワイト ナイトブラック |
システム | ||
OS | ColorOS | |
チップセット | Snapdragon 778G 5G GPU:Adreno 642L | Snapdragon 695 5G GPU:Adreno 619 |
メモリ | 8GB | |
ストレージ | 256GB | 128GB |
ディスプレイ | ||
パネル | 有機EL(OLED) | |
画面サイズ | 6.7インチ | 6.4インチ |
解像度 | 2412 × 1080 | 2400 × 1080 |
画素密度 | 394ppi | 409ppi |
色深度 | 10bit[30bit] 約10億7000万色 | 8bit[24bit] 約1677万色 |
色域 | 100% DCI-P3(アクティブモード) 100% sRGB(ソフトモード) | 100% DCI-P3(ブリリアント) 99.9% sRGB(ナチュラル) |
リフレッシュレート | 最大120Hz 可変(120Hz/90Hz/60Hz) | 最大90Hz 可変(90Hz/60Hz) |
輝度 | 500nits(デフォルト設定時の通常輝度) 800nits(日光下での最大輝度) 950nits(HDR写真やHDR10+コンテンツを表示する最大輝度) | 430nits(デフォルト設定時の通常輝度) 600nits(デフォルト設定時の最大輝度) |
タッチサンプリングレート | 最大240Hz | 最大180Hz |
カメラ | ||
アウトカメラ | [広角]約5000万画素 (F1.8) [望遠]約3200万画素(F2.0) | [広角]約4800万画素(F1.7) [マクロ]約200万画素(F2.4) |
[超広角]約800万画素(F2.2、画角112°) | ||
インカメラ | 約3200万画素(F2.4) | 約1600万画素(F2.4) |
バッテリー・充電 | ||
バッテリー容量 | 4600mAh | 4500mAhmAh |
急速充電 | 最大80W [80W SUPERVOOC] | 最大18W[PD2.0/QC2.0] |
充電時間 | 約28分 | 約118分 |
その他の機能・仕様 | ||
生体認証 | ディスプレイ指紋認証/顔認証 | |
防塵防水 | IP54 | IP68 |
サウンドシステム | モノラルスピーカー ハイレゾ (対応イヤホン使用時) | |
‐ | 3.5mm イヤホンジャック | |
接続・通信 | ||
NFC | Type‐A/Type-B/Felica(Type-F) | |
SIM | デュアルSIM対応[nanoSIM+eSIM/nanoSIM+nanoSIM] | |
コネクタ | USB Type‐C | USB Type‐C 3.5mm イヤホンジャック |
USB規格 | USB2.0 | |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6対応) | IEEE802.11a/b/g/n/ac(Wi-Fi6非対応) |
Bluetooth Ver. | 5.2 | 5.1 |
Bluetoothコーディック | SBC/AAC/aptx/aptx HD/LDAC/LHDC | SBC/AAC/aptx/aptx HD/LDAC |
まとめ
OPPO「Reno10 Pro 5G」のポイント
充電速度が注目されがちですが、ディスプレイやカメラなども高仕様で総合力の高いスマホと言えます。また、長期間(4年ほど)の使用を想定されている点を考慮すると、コスパもそれほど悪くないと思います。