【Lenovo】高精細な12.7インチ型Androidタブレット「Lenovo Tab P12」を販売開始!

発売日

2023年8月4日〜

スペック

画面サイズ12.7インチ
本体サイズ約 293.4×190.8×6.9 (mm)
重量約615g
本体カラーストームグレー
OSAndroid13
SoC(チップセット)Dimensity 7050
RAM(メモリ)8GB
ROM(ストレージ)128GB/256GB
microSD最大1TBまで対応
ディスプレイ液晶
解像度2944×1840
画素密度約273ppi
色深度
色域
リフレッシュレート最大60Hz
インカメラ1300万画素
アウトカメラ800万画素
オーディオJBLスピーカー×4
Dolby Atmos 対応
バッテリー10200mAh(約10時間駆動)
急速充電最大30W
コネクタUSB 2.0 Type-C ポート
スマートコネクタ(キーボード接続用)
生体認証指紋認証(パワーボタン)
顔認証(インカメラ)
Wi-Fi 6対応
Bluetooth5.1

サイズと重量

画面サイズ12.7インチ
本体サイズ約 293.4×190.8×6.9 (mm)
重量約 615g

一般的に、タブレット端末の画面サイズは大きく3つに分かれており、11インチ程度を基準に13インチ程度なら大画面タブレット8インチ程度は小型タブレットに分類されます。

Lenovo Tab P12の画面サイズは12.7インチ型なので、大画面タブレットの分類になります。

日本国内向けに販売されている大画面タブレットとしては、超高性能なハイエンド端末「iPad Pro 12.9インチ」や「Galaxy Tab S9+」がありますが、ミドルレンジ帯のタブレット端末は選択肢が少なく、Lenovo Tab P12は貴重な存在と言えます。

カラーラインナップ

本体カラーの選択肢は、ストームグレーのみになります。

OS

OSはAndroid13を搭載。

SoC(チップセット)

チップセット(SoC)は、台湾の半導体メーカーMediaTekの「Dimensity 7050」を搭載。

Dimensity 7050のベンチマークスコアは、以下のようになります。

ベンチマークスコア
Antutu519189
Geekbenchマルチ:2927
シングル:821
3DMark2432
出典:Unite4Buy – MediaTek Dimensity 7050

ベンチマークは性能を比較するための指標になりますが、この数値が全てではありません。あくまで目安として「どの程度の性能なのか」を判断するためのツールになります。

各種ベンチマークのスコアから判断するに、Dimensity 7050の性能はミドルハイレンジの位置付けと言えます。ハイエンドとまではいかないものの高負荷なゲームでもスムーズに動作するなど、性能は十分に備わっています。

RAM(メモリ)・ROM(ストレージ)

メモリ(RAM)8GB
ストレージ(ROM)128GB/(256GB)

Lenovo Tab P12ではストレージが128GBモデル[ZACH0002JP]以外にも256GBモデル[ZACH0078JP]もあるようですが、今のところ発売されていません。

メモリ(RAM)は8GBで、スムーズな動作はもちろんマルチタスクなどでも重宝します。

ディスプレイ

画面サイズ12.7インチ
ディスプレイパネル液晶
解像度2944×1840
画素密度273ppi
色深度
色域
リッフレッシュレート最大60Hz
輝度400nits

画面サイズ12.7インチ型の大型ディスプレイながら、解像度2944×1840画素密度273ppiと非常に高精細なディスプレイと言えます。

ディスプレイの解像度は、画面に表示できるピクセルの数を示す指標で「横×縦」のピクセル(画素)数で表されます。

代表的なものとしては以下のようなものがあります。

  • FHD:1920×1080
  • WUXGA:1920×1200
  • WQHD :2560×1440
  • WQXGA:2560×1600
  • 4K:3840×2160
  • 8K:7680×4

画素密度(ppi)は[Pixels Per Inch]の略で、1インチあたりの画素数のことを指します。

よくスマホやタブレットなどの小型ディスプレイの画質評価に使われており、この値が高いほど細やかで鮮明なディスプレイ表示が可能です。

画素密度(ppi)=√(縦ピクセル2+ 横ピクセル2) ÷ 画面サイズ

リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に表示できる画像の更新回数を示す指標で、単位をヘルツ(Hz)で表されます。例えばリフレッシュレートが60Hzの場合は、1秒間で最大60回更新されていることになる。

リフレッシュレートが高いほど、バッテリー消費は増加しますが「画面のスクロールが滑らかになる」「タッチペンを使ったときの遅延が少なる」など、画面の動きが滑らかになります。

カメラ

インカメラ1300万画素
アウトカメラ800万画素

タブレット端末ではスマホとは異なり、外側のカメラを利用する機会が少ない一方、リモートワークなどでインカメラの需要が増えています。

こうした背景もあってかLenovo Tab P12では、アウトカメラよりもインカメラの方が高画素になっています。

バッテリー・コネクタ

コネクタUSB Type-C
(USB2.0規格)
バッテリー10200mAh
(約10時間駆動)
急速充電最大30W

バッテリーは10200mAhで、約10時間の駆動が期待できます。また、急速充電は最大30Wまで対応しており、バッテリーや充電に関してはミドルレンジ相応と言ったところです。

ただし、USB Type-CポートはUSB2.0=最大転送速度480Mbps)と遅い規格なので注意が必要です。

その他

生体認証インカメラでの顔認証
パワーボタンでの指紋認証
Wi-Fi 6対応
Bluetooth5.1

生体認証は、顔認証指紋認証の両方に対応しているため、ロック解除もストレスなくできます。

主な付属品と関連アクセサリ

付属品は以下になります。

  • マニュアル類
  • USB ケーブル
  • AC アダプター(20W)
  • カードスロットピン

関連アクセサリ[専用キーボードやタッチペンなど]に関しては、日本で販売されないようです。

価格と購入方法

Lenovo Tab P12 128GBモデル[ZACH0002JP]の価格は、レノボ公式オンラインショッピング約4万9830円程度(多少前後する場合あり)。

レノボ公式のオンラインショップとしては、

などもあります。

同価格帯である「Xiaomi Pad 6」との比較

出典:Xiaomi 公式
Lenovo Tab P12 Xiaomi Pad 6
発売日2023年8月4日2023年7月27日
画面サイズ 12.7インチ11インチ
本体サイズ約 293.4×190.8×6.9 (mm)約 253.95×165.18×6.51 (mm)
重量約615g490g
カラーストームグレーグラビティグレー
シャンパンゴールド
ミントブルー
OSAndroid13MIUI 14 for Pad (Android13ベース)
チップセット(SoC)Dimensity 7050Snapdragon870
メモリ(RAM)8GB6GB/8GB
ストレージ(ROM)128GB/*256GB
*は未発売
128GB
microSD最大1TBまでスロットなし
ディスプレイパネル液晶
解像度2944×18402880×1800
画素密度約273ppi309ppi
色深度10bit(30bit)
約10億7000万色
色域DCI-P3をサポート
輝度550nits
リフレッシュレート最大60Hz最大144Hz(7段階の可変)
カメラ(外側)800万画素1300万画素
カメラ(内側)1300万画素800万画素
バッテリー容量10200mAh8840mAh
急速充電最大30W最大33W
PD3.0やQC4に対応
コネクタUSB Type-C (USB2.0)USB Type-C (USB3.2 Gen1)
サウンドシステムJBLスピーカー×4クアッドステレオスピーカー
Dolby Atmos 対応
生体認証顔認証
指紋認証
顔認証
Wi-Fi 6対応
BluetoothVer. 5.1Ver. 5.2
AAC/LDAC/LHDC3.0 対応
価格4万9830円程度(多少前後します)49800円(6GB+128GBモデル)
59800円(8GB+128GBモデル)

Lenovo Tab P12と同時期に発売されたタブレット端末で、同価格帯の「Xiaomi Pad 6」がライバル機種になってきます。ただし、サイズ感が異なるため需要としては少し異なります。

Lenovo Tab P12の特徴

  • 大画面
  • 高精細なディスプレイ
  • ミドルハイレンジの性能
  • インカメが強化されている

Lenovo Tab P12は、高精細な大型ディスプレイかつミドルハイレンジの性能というのが特徴的なタブレット端末と言えます。

ミドルハイレンジの性能なので基本的にどんな作業もほぼこなせますが、やはり用途としては大画面を活かしたノートPCのような利用動画視聴ビデオ通話(リモートワーク)というのがオススメです。

Xiaomi Pad 6の特徴

  • ハイエンド
  • 高精細・高画質のディスプレイ
  • 144Hzの高リフレッシュレート

Xiaomi Pad 6の場合は、11インチの普通サイズで高性能・高画質というのが特徴です。

Lenovo Tab P12と比較すると、同等あるいはそれ以上の高画質、より高性能なチップセット、高リフレッシュレートに対応などメリットも多くなっています。

ハイエンド端末なので基本的にどんな作業も問題なくこなせますが、Lenovo Tab P12との差別化すると、高性能チップセットと高リフレッシュレートを活かせる3Dゲームなどがオススメの用途と言えます。

まとめ

Lenovo Tab P12について簡単にまとめると…

  • 高精細な12.7インチの大型ディスプレイ
  • ミドルハイレンジのチップセット「Dimensity7050」を搭載
  • メモリ8GB、ストレージ容量128GB
  • 1300万画素のインカメラ
  • 顔認証と指紋認証に対応
  • 価格は5万円以下

そもそも大型タブレットは製品の選択肢が少ないですし、高性能ながら価格を抑えられたミドルレンジモデルということで、Lenovo Tab P12は幅広い層の方におすすめのタブレット端末と言えます。