高性能でコスパ良好「Xiaomi Pad 5」スペックや価格のまとめ。

出典:Xiaomi 公式(日本)

発売日

2021年10月21日〜

「Xiaomi Pad 5」のスペック

発売日2021年10月21日〜
画面サイズ11インチ
本体サイズ
高さ×幅×厚さ
254.69mm
166.25mm
6.85mm
重量511g
カラーコズミックグレー
パールホワイト
OSMIUI 12.5 for pad
(Android11ベース)
チップセット(SoC)Snapdragon 860
メモリ(RAM)6GB
ストレージ(ROM)128GB/256GB
ディスプレイ液晶
パネル方式IPS方式
解像度1600×2560
アスペクト比10:16
画素密度(ppi)275ppi
色深度10bit(30bit)
約10億7000万色
色域DCI-P3をサポート
輝度500nits
リフレッシュレート最大120Hz
リアカメラ1300 万画素
フロントカメラ800 万画素
サウンドシステム4 スピーカー(Dolby Atmos対応)
バッテリー8720mAh
最大33Wの急速充電
コネクタUSB-Type C
生体認証顔認証
Wi-Fi 6非対応
BluetoothVer 5.0
価格5万9800円〜

サイズと重量

画面サイズ11インチ
本体サイズ高さ254.69mm
166.25mm
厚さ6.85mm
重量511g

サイズは厚さ6.85mmとコンパクトです。ただし、重量が500g以上と11インチサイズのタブレット端末としては少し重めです。

カラーバリエーション

OS

AndroidをベースとしたXiaomiのカスタムOS「MIUI for pad」を搭載。

チップセット(SoC)

チップセットはQualcommの「Snapdragon 860」を搭載。

気になる「Snapdragon 860」の性能は、ベンチスコアを参考に比較すると、おおよそAppleの「A12Bionic」と同程度です。

Apple チップセット搭載機種
A11 BioniciPhone8シリーズ
iPhoneXなど
A12 BioniciPhoneXr・iPhoneXs
iPad Air(第3世代)
iPad mini(第5世代)
iPad(第8世代)
A13 BionicPhone11シリーズ
iPhone SE(第2世代)
iPad(第9世代)
A14 BioniciPhone12シリーズ
iPhone SE(3世代)
iPad Air(第4世代)
iPad(第10世代)
A15 BioniciPhone13シリーズ
iPad mini(第6世代)
A16 BioniciPhone14シリーズ
M1iPad Pro11インチ(第3世代)
iPad Pro12.9インチ(第5世代)
iPad Air(第5世代)
M2iPad Pro11インチ(第4世代)
iPad Pro12.9インチ(第6世代)
太字は現時点(2023年6月)での最新

A12 Bionic以上に、A13・A14・A15…と性能がよくなっています。そのため、現時点(2023年6月)で「Xiaomi Pad 5」は、単純にチップセットの性能でiPadシリーズに劣ってしまいます。

ただし「Snapdragon 860」はまだまだ高性能チップセットとして活躍できます。

最新のミドルスペック端末に搭載されるチップよりは間違いなく高性能で、ブラウジングや動画視聴はもちろん、重たいゲームなどもバリバリ動作します。

メモリー(RAM)とストレージ(ROM)

メモリー(RAM)6GB
ストレージ(ROM)128GB/256GB

ディスプレイ

ディスプレイ液晶
パネル方式IPS方式
画面サイズ11インチ
解像度1600×2560
アスペクト比10:16
画素密度(ppi)275ppi
色深度10bit(30bit)
約10億7000万色
色域DCI-P3をサポート
輝度500nits
リフレッシュレート最大120Hz

ディスプレイはハイエンド端末らしく全体的に高仕様となっている。

特に、

  • 解像度:1600×2560
  • 画素密度:275ppi
  • 色深度:10bit(30bit)で約10億7000万色表示
  • リフレッシュレート:120Hz

などは、iPadシリーズと比べてみてもかなり高仕様です。

ディスプレイ解像度とは、画面に表示できるピクセルの数(画素数)を示す指標で、一般的には1920×1200というような「横×縦」のピクセル数で表されます。

代表的なディスプレイ解像度として、以下のようなものがあります。

  • FHD:1920×1080
  • WUXGA:1920×1200
  • WQHD :2560×1440
  • WQXGA:2560×1600
  • 4K:3840×2160
  • 8K:7680×4320

画素密度(ppi)はスマホやタブレットなど小型ディスプレイの画質評価によく使われます。ppiとはPixels Per Inchの略で、1インチあたりの画素数を表しています。

画素密度(ppi)が高い

1インチあたりの画素数が多い

より細やかで鮮明な表示ができる

《画素密度(ppi)の求め方》

  • PPI(画素密度) = √(横の画素数² + 縦の画素数²) ÷ 画面サイズ(インチ数)

ディスプレイのアスペクト比とは、画面の横幅と縦幅の比率のことを指します。

代表的な比率としては、以下のようなものがあります。

  • 16:9
    • テレビ、PCモニターなどで一般的な比率。
      • FHD:1920×1080
      • WQHD :2560×1440
      • 4K:3840×2160
      • 8K:7680×4320 など
  • 16:10
    • 最近ノートPCなどでよく見られようになった比率。16:9よりも縦方向に長くなるため、ブラウジングや事務作業がより快適になる。
      • WUXGA:1920×1200
      • WQXGA:2560×1600 など

ディスプレイの色深度は、そのディスプレイで表現できる色の数を表します。

色深度が高いほど、表現できる色が多く、より滑らかなグラデーションや細かい色の変化を表現することが可能です。

大体のディスプレイは「約1677万色」もしくは「約10億7000万色」の表示が可能です。

色深度表示できる色の数
8bit(24bit)1677万7210色
10bit(30bit)10億7374万1824色

ディスプレイの色深度は、よく8bit(約1677万色)や10bit(約10億色)と表記されますが、実際のところ8bitは「28=256色」、10bitは「210=1024色」となっています。

これは、3つのカラーチャンネル「赤,緑,青」それぞれが8bit、もしくは10bitの色を表現できるという意味で、8bit表記の場合「赤:256色×緑:256色×青:256色=1677万7210色」、10bit表記の場合「赤:1024色×緑:1024色×青:1024色=10億7374万1824色」ということだと考えられます。

色域は、そのディスプレイで再現できる色の範囲のことを指します。

色の再現範囲を示す指標として、代表的なものは以下です。

  • sRGB
    • デジタル画像の標準的な色域のひとつ
  • Adobe RGB
    • 写真やグラフィックデザインなどの分野で使用される色空間。
  • NTSC
    • アメリカのテレビ放送規格。
  • Display P3
    • Appleが開発した色域で、Adobe RGBに近い色域を持っている。
  • DCI-P3
    • デジタルシネマ向けにアメリカの映画制作業界団体が策定した色域。

「Adobe RGB」「NTSC」「Display P3」「DCI-P3」は、「sRGB」よりもそれぞれ25%〜30%程度広い色域となっている。

輝度とは、光の明るさを表す物理量。ディスプレイの輝度を表す場合の単位はnits(ニト)が一般的です。

リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に表示できる画像の更新回数を示す指標で、単位をヘルツ(Hz)で表します。例えばリフレッシュレートが60Hzの場合は、1秒間で最大60回更新されていることになります。

リフレッシュレートが高いほど、バッテリー消費は激しくなりますが「画面のスクロールが滑らかになる」「タッチペンを使ったときの遅延が少なる」など画面の動きは滑らかになります。

カメラ

画素数動画撮影
外カメ1300万画素[13MP]4K・1080p・720p/30fps
インカメ800万画素[8MP]1080p・720p/30fps

カメラは、スマホと違いタブレット端末ではカメラを利用する機会も少ないためか、特にこれ言った特徴のない仕様となっています。

バッテリーとコネクタ

コネクタUSB Type-C
バッテリー容量8720 mAh
充電最大33Wの急速充電

バッテリー容量は、11インチのタブレット端末としては大容量の8720mAh(約32.3Wh)で、「5日以上の音楽再生」「16時間以上の動画再生」「10時間以上のゲーム」が期待できます。

また、最大33Wの急速充電に対応。

その他

サウンドシステムクアッドステレオスピーカー
(Dolby Atmos対応)
生体認証顔認証
Wi-Fi 6非対応
Bluetooth Ver.5.0

付属品と関連アクセサリ

付属品
  • アダプター
  • USB Type-C ケーブル
  • クイックスタートガイド/保証に関するお知らせ
関連アクセサリ
  • Xiaomi Smart Pen

価格

円安の影響により、2022年8月1日から価格が改定されています。

Xiaomi Pad 5値上げ前値上げ後
128GB4万3780円5万9800円
256GB5万4780円6万4800円
Xiaomi Pad 5 価格(税込)

まとめ

Xiaomi Pad 5は、

  • 高性能な「Snapdragon 860」搭載
  • 高仕様のディスプレイ
    • 解像度:1600×2560(WQXGA)
    • 画素密度:275ppi
    • 色深度:10bit(30bit)約10億7000万色表示
    • 色域:DCIーP3をサポート
    • リフレッシュレート:120Hz
  • 8720mAhの大容量バッテリー

など非常にハイスペックで、特にゲームをしたい人には最適なタブレット端末と言えます。

また、価格も5万9800円〜で性能とのバランスを考慮しても、かなりコスパの良いタブレットになっています。