2022年3月のAppleイベントで、iPadシリーズからはiPad Air(第5世代)が発表されました!
この記事では、
- Air5の詳細なスペック
- Air4からの変更点
- 無印・Proとの違い
についてまとめています。
目次
「iPad Air」はミドルレンジのモデル
ローエンドモデル | iPad(無印) |
---|---|
ミドルレンジモデル | Air/mini |
ハイエンドモデル | Pro |
「iPad Air」シリーズは、性能と価格でバランスの取れたミドルレンジの位置づけです。
ただ、もう少し詳細な分け方をすると、2023年3月時点で販売中のiPadでは以下のようになります。
ローエンド | iPad(第9世代) | |
---|---|---|
ミドルレンジ | ミドルロー | iPad(第10世代) |
ミドルハイ | mini(第6世代) Air(第5世代) | |
ハイエンド | Pro11インチ(第4世代) Pro12.9インチ(第5世代) |
Air4からの変更点
Air4 | Air5 | ||
---|---|---|---|
発売日 | 2020年 10月23日 | 2022年 3月18日 | |
画面サイズ | 10.9インチ | ||
本体サイズ | 高さ | 247.6mm | |
幅 | 178.5mm | ||
厚さ | 6.1mm | ||
重量 | 458g〜 | 461g〜 | |
色 | スペースグレイ | ||
シルバー ピンクゴールド スカイブルー グリーン | スターライト ピンク ブルー パープル | ||
チップセット(SoC) | A14 Bionic | M1 | |
メモリ(RAM) | 4GB | 8GB | |
ストレージ(ROM) | 64GB/256GB | ||
ディスプレイ | パネル | IPS | |
解像度 | 2360×1640 | ||
画素数 | 約387万画素 | ||
PPI | 約264ppi | ||
色深度 | 8bit(約1677万色) | ||
色域 | Display P3 | ||
リフレッシュレート | 60Hz | ||
輝度 | 500nits | ||
その他 | 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング True Tone | ||
カメラ | リア | 1200万画素広角カメラ(F値1.8) | |
フロント | 700万画素(F値2.2) | 1200万画素の超広角カメラ (視野角122°、F値2.4) センターフレームに対応 | |
コネクタ | USB Type-C USB3.2 Gen1規格 (最大5Gbps) | USB Type-C USB3.2 Gen2規格 (最大10Gbps) | |
生体認証 | トップボタンでの指紋認証(Touch ID) | ||
ApplePencil | 第2世代 | ||
キーボード | Smart Keyboard Folio Magic Keyboard | ||
5G | 非対応 | 対応 | |
Wi-Fi6 | 対応 | ||
Bluetooth | 5.0 | ||
価格(税込) | Wi-Fi | 69,080円 87,780円 | 84,800円 106,800円 |
セルラー | 85,580円 104,280円 | 106,800円 128,800円 |
Air4→Air5の主な変更点は以下になります。
Air4の発表から1年半と比較的スパンが短かったこともあってか、Air4→Air5での変更点は少なめと言えます。
A14 Bionic→ M1
チップセット | iPad | その他 |
---|---|---|
A12 Bionic | 2019 Air(第3世代) 2019 mini(第5世代) 2020 無印(第8世代) | iPhone XS/XRなど |
A12Z Bionic | 2020 Pro11インチ(第2世代) 2020 Pro12.9インチ(第4世代) | – |
A13 Bionic | 2021 iPad(第9世代) | iPhone11シリーズ iPhone SE(第2世代) |
A14 Bionic | 2020 Air(第4世代) 2022 iPad(第10世代) | iPhone12シリーズ |
A15 Bionic | 2021 mini(第6世代) | iPhone13シリーズ iPhone SE(第3世代) |
A16bionic | – | iPhone14シリーズ |
M1 | 2021 Pro11インチ(第3世代) 2021 Pro12.9インチ(第5世代) 2022 Air(第5世代) | Mac mini(2020) 13インチMacBook Pro(2020) iMac(M1) MacBook Air(M1) |
M2 | 2022 Pro11インチ(第4世代) 2022 Pro12.9インチ(第6世代) | Mac mini(M2) MacBook Air(M2) 13インチMacBook Pro(M2) |
Air5に搭載されたチップセットは「M1」で、「2021年モデルのiPad Pro」に搭載されているものと同じです。
ちなみに、Proシリーズに搭載されたチップが、Airシリーズにも搭載されるというのは、過去一度もありません。そのため、この点だけでもAir5はかなりお得感のあるiPadと言えます。
AシリーズはiOSデバイス(iPhone・iPad)向けに最適化され、MシリーズはMac向けに最適化されたチップセットで、Air5に搭載されたM1チップでは「Air4に比べCPUパフォーマンスは最大60%高速になり、GPUは最大2倍速いグラフィックスをもたらす」ようです。
メモリ(RAM)が8GBに!
Air4で4GBだったメモリは、Air5では8GBを搭載しています。
つまり今まで以上に、高負荷なゲームや複数のアプリを利用するマルチタスクなどがよりサクサク動くというわけです。
フロントカメラが強化!センターフレームにも対応
Air5には12MP超広角フロントカメラ(視野角122°、F値2.4)が搭載され、センターフレーム機能に対応しました。 これにより、販売中のiPadは全てセンターフレームに対応したことになります。
ビデオ通話時に「人を自動的に検出し、動き回ったり参加者が増えたりしても、自動的に画角を調整して中心で捉え続ける」という機能のことです。
USB-Cでの転送速度が最大2倍高速に!
AirシリーズはAir4からUSB Type-Cコネクタを採用しており、Air5でも同様に搭載されています。
ただし、USB規格が変更しています。
- Air4:USB3.1 Gen1(転送速度は最大5Gbps)
- Air5:USB3.1 Gen2(転送速度は最大10Gbps)
5G対応に!
Air4では5Gに非対応でしたが、Air5は5G対応しています。
色のラインナップ
Airシリーズは豊富なカラーバリエーションというのが特徴の一つでもあります。
Air4に引き続き、Air5でも5色のカラーラインナップとなりましたが、スペースグレイ以外は変更され、新たにスターライト・ピンク・パープル・ブルーが登場しました。
価格がより高額に
iPad Air | 価格 |
---|---|
第3世代 | 62,280円〜 |
第4世代 | 69,080円〜 |
第5世代 | 84,800円〜 |
Air5の価格は以前のモデルよりもさらに高額になり、Wi-Fiモデル64GBの1番安い構成でもとうとう7万円オーバーしてきました。
さらに2022年7月から円安の影響で値上がりしたため、8万円オーバーになっています。
「Air5」と「11インチPro」の相違点
Air5 | Pro11インチ | |||
---|---|---|---|---|
第3世代 | 第4世代 | |||
発売日 | 2022/3/18 | 2021/5/21 | 2022/10/19 | |
画面サイズ | 10.9インチ | 11インチ | ||
本体サイズ | 高さ | 247.6mm | ||
幅 | 178.5mm | |||
厚さ | 6.1mm | 5.9mm | ||
重量 | 461g〜 | 466g〜 | ||
色 | スペースグレイ | |||
スターライト ピンク ブルー パープル | シルバー | |||
チップセット(SoC) | M1 | M2 | ||
メモリ(RAM) | 8GB | 8GB/16GB | ||
ストレージ(ROM) | 64GB/256GB | 128GB〜2TB | ||
ディスプレイ | パネル | IPS | ||
解像度 | 2360×1640 | 2388×1668 | ||
画素数 | 約387万画素 | 約398万画素 | ||
PPI | 約264ppi | 約265ppi | ||
色深度 | 8bit(約1677万色) | |||
色域 | Display P3 | |||
リフレッシュレート | 60Hz | 最大120Hz (ProMotionテクノロジー) | ||
輝度 | 500nits | 600nits | ||
その他 | 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング True Tone | |||
リアカメラ | 1200万画素広角カメラ(F値1.8) | 1200万画素広角カメラ(F値1.8) | ||
– | 1000万画素超広角カメラ (視野角125°、F値2.4) | |||
フロントカメラ | 1200万画素の超広角カメラ (視野角122°、F値2.4) | |||
– | True Depth(顔認識技術) | |||
コネクタ | USB Type-C USB3.2 Gen2規格 (最大10Gbps) | USB Type-C Thunderbolt/USB4規格 (最大40Gbps) | ||
生体認証 | トップボタンでの指紋認証(Touch ID) | True Depthによる顔認証(Face ID) | ||
スピーカー | ステレオ 2スピーカー (横向き) | ステレオ 4スピーカー | ||
ApplePencil | 第2世代 | |||
キーボード | Smart Keyboard Folio Magic Keyboard | |||
5G | 対応 | |||
Wi-Fi6 | 対応 | |||
Bluetooth | 5.0 | 5.3 | ||
価格(税込) | Wi-Fi | 84,800円 106,800円 | 117,800円〜 | 124,800円〜 |
セルラー | 106,800円 128,800円 | 132,800円〜 |
「Air5」と「iPad Proシリーズ」の主な相違点としては、以下になります。
- 本体サイズ&重量
- 色のラインナップ
- ディスプレイ
- カメラ
- 生体認証
- USB規格
- 価格
本体サイズ&重量
Air (第5世代) | Pro11インチ (第3世代) | Pro11インチ (第4世代) | ||
---|---|---|---|---|
本体サイズ | 高さ | 247.6mm | ||
幅 | 178.5mm | |||
厚さ | 6.1mm | 5.9mm | ||
重量 | 461g〜 | 466g〜 |
Air5は「Air」というだけあって、同じサイズ感のiPadの中では最も軽量です。ただし、本体の厚みはProが最も薄くなっています。
色のラインナップ
Air (第5世代) | Pro11インチ (第3世代) | Pro11インチ (第4世代) | |
---|---|---|---|
カラーバリエーション | スペースグレイ | ||
スターライト ピンク ブルー パープル | シルバー |
Proシリーズは基本的にどの世代も色のラインナップが少ないため、見た目も重視したい場合は、色のラインナップが豊富なAirシリーズがおすすめ!
ディスプレイ
Air (第5世代) | Pro11インチ (第3世代) | Pro11インチ (第4世代) | |
---|---|---|---|
画面サイズ | 10.9インチ | 11インチ | |
パネル | IPS | ||
解像度 | 2360×1640 | 2388×1668 | |
画素数 | 約387万画素 | 約398万画素 | |
PPI | 約264ppi | 約265ppi | |
色深度 | 8bit(約1677万色) | ||
色域 | Display P3 | ||
リフレッシュレート | 60Hz | 最大120Hz (ProMotionテクノロジー) | |
輝度 | 500nits | 600nits | |
その他 | 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング True Tone |
ディスプレイでの大きな違いとしては、ProMotionテクノロジーの有無になると思います。
ProMotionテクノロジー搭載の「iPad Proシリーズ」では、リフレッシュレートを最大120Hzに設定することが可能です。
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に表示できる画像の更新回数を示す指標で、単位をヘルツ(Hz)で表します。例えばリフレッシュレートが60Hzの場合は、1秒間で最大60回更新されていることになります。
リフレッシュレートが高いほどバッテリー消費は激しくなりますが、スクロールやアニメーションなど動きが非常に滑らかになり、描画遅延も少なくなります。
カメラ
Air (第5世代) | Pro11インチ (第3世代) | Pro11インチ (第4世代) | ||
---|---|---|---|---|
リアカメラ | 広角 | 1200万画素(F値1.8) | ||
超広角 | – | 1000万画素 (視野角125°、F値2.4) | ||
ビデオ撮影 | 4K(24/25/30/60fps) 1080p(25/30/60fps) 720p(30fps) | |||
– | ProResビデオ撮影 4K(30fps) ※128GBでは1080p(30fps) | |||
スローモーション | 1080p(120/240fps) | |||
フロントカメラ | 超広角 | 1200万画素 (視野角122°、F値2.4) | ||
– | True Depth(顔認識技術) | |||
ビデオ撮影 | 1080p(25/30/60fps) |
Air5では背面にあるカメラは「1200万画素広角カメラ」1つのみですが、Proシリーズには「1200万画素広角カメラ」と「1000万画素超広角カメラ」の2つに加え、LiDARスキャナも搭載されています。
「光検出と測距」を意味し、光が対象物に到達してから反射して戻るまでの時間を測定するセンサー技術です。この技術によって、写真やビデオ撮影でのピントを合わせる精度やスピードが向上します。
生体認証
Air (第5世代) | Pro11インチ (第3世代) | Pro11インチ (第4世代) | |
---|---|---|---|
生体認証 | トップボタンでの指紋認証 (Touch ID) | True Depthによる顔認証 (Face ID) |
Air5がトップボタンでの指紋認証(Touch ID)、Proシリーズでは顔認証(Face ID)が採用されています。Face IDはフロントカメラに搭載されたTrueDepthカメラにより、高精度の顔認証機能となってます。
USB規格
Air (第5世代) | Pro11インチ (第3世代) | Pro11インチ (第4世代) | |
---|---|---|---|
USB規格 | USB Type-C USB3.2 Gen2規格 (最大10Gbps) | USB Type-C Thunderbolt/USB4規格 (最大40Gbps) |
Air5とProシリーズともにUSB Type-Cが採用されていますが、USB規格は異なります。
Air5はUSB3.2 Gen2規格なので転送速度が最大10Gbps。一方でProシリーズはThunderbolt/USB4規格なので転送速度は最大40Gbpsとなっています。
「Air5」と「iPad無印」の相違点
iPad (第9世代) | iPad (第10世代) | Air (第5世代) | ||
---|---|---|---|---|
発売時期 | 2021/9 | 2022/10 | 2022/3 | |
画面サイズ | 10.2インチ | 10.9インチ | ||
本体サイズ | 高さ | 250.6mm | 248.6mm | 247.6mm |
幅 | 174.1mm | 179.5mm | 178.5mm | |
厚さ | 7.5mm | 7mm | 6.1mm | |
重量 | 487g〜 | 477g〜 | 461g〜 | |
カラー | スペースグレイ/シルバー | シルバー/ピンク/ブルー/イエロー | スペースグレイ/スターライト/ピンク/パープル/ブルー | |
チップ | A13 Bionic | A14 Bionic | M1 | |
RAM | 3GB | 4GB | 8GB | |
ROM | 64GB/256GB | |||
アウトカメラ | 広角カメラ | 800万画素(f値2.4) | 1200万画素の広角カメラ(f値1.8) | |
超広角カメラ | – | |||
ビデオ撮影 | 1080p(25/30fps) 720p(30fps) | 4K(24/25/30/60fps) 1080p(25/30/60fps) 720p(30/60fps) | 4K(24/25/30/60fps) 1080p(25/30/60fps) 720p(30fps) | |
スローモーション | 720p(120fps) | 1080p(120/240fps) | ||
フロントカメラ | 超広角カメラ | 1200万画素(視野角122°・f値2.4) | ||
ビデオ撮影 | 1080p(25/30/60fps) | |||
ディスプレイ | パネル | IPS | ||
解像度 | 2160×1620 | 2360×1640 | ||
画素数 | 約350万画素 | 約387万画素 | ||
PPI | 約264ppi | |||
色深度 | 色深度:8bit(1677万色表示) | |||
色域 | sRGB | Display P3 | ||
輝度 | 500nits | |||
リフレッシュレート | 60Hz | |||
その他 | TureTone/耐指紋性撥油コーティング | |||
– | フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング | |||
コネクタ | Lightning | USB Type-C USB 2.0規格 (最大480Mbps) | USB Type-C USB 3.2 Gen2規格 (最大10Gbps) | |
イヤホンジャック | ○ | × | ||
認証 | Touch ID (ホームボタン) | Touch ID(トップボタン) | ||
スピーカー | ステレオ 2スピーカー(縦向き) | ステレオ 2スピーカー(横向き) | ||
Apple Pencil | 第1世代 | 第2世代 | ||
キーボード | Smart Keyboard | Magic Keyboard Folio |
| |
5G | 非対応 | 対応 | ||
Wi-Fi 6 | 非対応 | 対応 | ||
Bluetooth Ver. | 4.2 | 5.2 | 5.0 | |
価格(税込) | 49,800円〜 | 68,800円〜 | 92,800円〜 |
「Air5」と「無印iPadシリーズ」の主な相違点は、以下になります。
- 本体サイズ&重量
- チップセット&RAM
- ディスプレイ
- コネクタ・USB規格
- 対応するApple Pencil
- 価格
本体サイズ&重量
iPad (第9世代) | iPad (第10世代) | Air (第5世代) | ||
---|---|---|---|---|
画面サイズ | 10.2インチ | 10.9インチ | ||
本体サイズ | 高さ | 250.6mm | 248.6mm | 247.6mm |
幅 | 174.1mm | 179.5mm | 178.5mm | |
厚さ | 7.5mm | 7mm | 6.1mm | |
重量 | 487g〜 | 477g〜 | 461g〜 |
iPad(第9世代)はデザインが少し異なりますが、「無印iPadシリーズ」と「Airシリーズ」のサイズ感はほぼ同じです。ただし、Air5の方が薄くて軽量なiPadになっています。
チップセット&RAM
iPad (第9世代) | iPad (第10世代) | Air (第5世代) | |
---|---|---|---|
チップセット | A13 Bionic | A14 Bionic | M1 |
メモリ(RAM) | 3GB | 4GB | 8GB |
AシリーズはiOSデバイス(iPhone・iPad)向けに最適化、MシリーズはMac向けに最適化されたチップセットで、性能を比べるともちろんMシリーズの方が高性能です。
ただAシリーズも十分過ぎるくらい高性能で、重たいゲームなどもサクサク動かすことができます。
チップセット | iPad | その他 |
---|---|---|
A13 Bionic | 2021 iPad(第9世代) | iPhone11シリーズ iPhone SE(第2世代) |
A14 Bionic | 2020 Air(第4世代) 2022 iPad(第10世代) | iPhone12シリーズ |
A15 Bionic | 2021 mini(第6世代) | iPhone13シリーズ iPhone SE(第3世代) |
A16bionic | – | iPhone14シリーズ |
M1 | 2021 Pro11インチ(第3世代) 2021 Pro12.9インチ(第5世代) 2022 Air(第5世代) | Mac mini(2020) 13インチMacBook Pro(2020) iMac(M1) MacBook Air(M1) |
M2 | 2022 Pro11インチ(第4世代) 2022 Pro12.9インチ(第6世代) | Mac mini(M2) MacBook Air(M2) 13インチMacBook Pro(M2) |
ディスプレイ
iPad (第9世代) | iPad (第10世代) | Air (第5世代) | ||
---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 画面サイズ | 10.2インチ | 10.9インチ | |
パネル | IPS | |||
解像度 | 2160×1620 | 2360×1640 | ||
画素数 | 約350万画素 | 約387万画素 | ||
PPI | 約264ppi | |||
色深度 | 色深度:8bit(1677万色表示) | |||
色域 | sRGB | Display P3 | ||
輝度 | 500nits | |||
リフレッシュレート | 60Hz | |||
その他 | TureTone/耐指紋性撥油コーティング | |||
– | フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング |
「Air5」と「無印iPadシリーズ」のディスプレイの差は、主に以下の3つです。
画質が劇的に変わる訳ではありませんが、Air5のディスプレイの方が少し豪華になっています。
色域はそのディスプレイで再現できる色の範囲のことを指します。
色の再現範囲を示す指標として、
- sRGB:デジタル画像の標準的な色域のひとつ。
- Adobe RGB:写真やグラフィックデザインなどの分野で使用される色空間。
- NTSC:アメリカのテレビ放送規格。
- Display P3:Appleが開発した色域で、Adobe RGBに近い色域を持っている。
- DCI-P3:デジタルシネマ向けにアメリカの映画制作業界団体が策定した色域。
などがあります。「Adobe RGB・NTSC・Display P3・DCI-P3」では、色の再現できる範囲が「sRGB」に比べて30%程度広くなっており、より鮮やかなディスプレイ表示が可能です。
フルラミネーションディスプレイは、ディスプレイパネル、タッチセンサー、保護ガラスを直接接着することで、それらの間にある空気層をなくしたディスプレイになります。
フルラミネーションディスプレイを搭載している「Airシリーズ」では、ディスプレイの表示面と保護ガラスとの隙間がほとんどありません。
しかし、「無印iPadシリーズ」ではフルラミネーションディスプレイではないため、表示面と保護ガラスの隙間が広く、奥行きを感じます。
コネクタ・USB規格
iPad (第9世代) | iPad (第10世代) | Air (第5世代) | |
---|---|---|---|
コネクタ | Lightning | USB Type-C | |
USB規格 | – | USB2.0 (最大480Mbps) | USB 3.2 Gen2 (最大10Gbps) |
iPad(第9世代)はLightningコネクタ、iPad(第10世代)ではより汎用性のあるUSB Type-Cコネクタが搭載されています。
Air5とiPad(第10世代)は同じUSB Type-Cコネクタではありますが、USBの規格が異なっており、データ転送はAir5の方が高速です。
対応するApple Pencil
現在Apple Pencilには第1世代と第2世代があり、第1世代は無印iPadシリーズ、第2世代はAir/mini/Proシリーズを中心に対応しています。
まとめ
Air(第5世代)は、Air4から価格は高くなったものの、かなりおすすめのiPadと言えます。
特に「2021 iPad Proシリーズ」と同じチップセットが搭載されているという点で、性能面はかなりのグレードアップになっています。ちなみに、今までAirシリーズに「iPad Pro」と同じチップが搭載されたことは一度もありません。
動画視聴やブラウジングなどの軽い作業から、アクションゲームなどのパワーが必要なものまで、Air5があればサクサク動いてくれます!