iPadに「文字を書く」「絵を描く」ためのツールとして、Apple純正品の「Apple Pencil」があります。しかしながら、このApple Pencilってのは結構な金額なんですよね…。
Apple Pencil | 発売時期 | 価格(2024/5〜) |
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第1世代 | 2015/11 | 1万6800円 |
第2世代 | 2018/11 | 2万1800円 |
USB-C | 2023/11 | 1万3800円 |
Pro | 2024/5 | 2万1800円 |
「Apple Pencil以外のスタイラスペン(サードパーティ製品)の購入を考えている」という人も多いと思うので、この記事では「Apple Pencil と それ以外のスタイラスペン では、どのような差があるのか」についてまとめていきます。
目次
Apple Pencil(第1世代)
仕様・機能
- Bluetooth
- Lightningオス端子
- Lightningアダプタ
- 予備のチップ
- USB-C – Apple Pencilアダプタ(第10世代のiPadとのペアリングと充電に必要)
互換性
Apple Pencil(第1世代)に対応するiPadモデル | |
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iPad | 第6〜10世代 |
mini | 第5世代 |
Air | 第3世代 |
Pro | 12.9インチ( 第1・2世代) 10.5インチ 9.7インチ |
現在(2024年5月)販売中のiPadでは、iPad (第10世代)に対応。今後は「無印iPadにのみ対応」という形になると思われますが、数年のうちにiPad無印でも非対応(事実上の廃盤)となる可能性もあります。
メリット・デメリット
Apple Pencil(第1世代)は、ペン上部のマグネット式キャップを取り外すとLightningオス端子があり、これをiPadに差し込むことでペアリングと充電ができます。
また、Apple Pencil(第1世代)の同封物に「Lightningアダプタ(両方がLightningメス端子のアダプタ)」があり、これを利用することで充電器から充電することも可能です。
※USB−Cコネクタ搭載のiPad(iPad 第10世代)の場合は、USB-Cケーブル と USB-C – Apple Pencilアダプタ(同封品)を利用して充電&ペアリングを行います。この「USB-C – Apple Pencilアダプタ」は、Lightningメス端子+USB-Cメス端子のアダプタになります。
Apple Pencil(第1世代)の価格は、1万6800円(税込)と非常に高額で、故障や紛失した場合の損失が大きいです。
また、デザイン面のデメリットとしては「ペンが転がってしまう」「キャップを紛失しやすい」の2点が挙げられます。ただ、Apple Pencilに取り付けるカバーやケースを使うことで、こういった問題は解決できます。
現行のiPadは全てUSB Type-Cコネクタ搭載。Lightning端子を搭載する Apple Pencil(第1世代)は、お役御免と言っていいでしょう。
Apple Pencil(USB-C)
仕様・機能
- 長さ:155 mm
- 直径:8.9 mm
- 重量:20.5 g
- Bluetooth
- USB-Cコネクタ(メス端子)
互換性
Apple Pencil(USB-C)に対応するiPadモデル | |
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iPad | 第10世代 |
mini | 第6世代 |
Air | 第4・5世代 M2(11インチ・13インチ) |
Pro | 11インチ(第1〜4世代) 12.9インチ(第3〜6世代) M4(11インチ・13インチ) |
USB-Cコネクタ搭載のiPadには全て対応!
メリット・デメリット
これまで iPad の上位モデルと下位モデルで対応する Apple Pencil は別々になっていました。しかし、 Apple Pencil(USB-C)では、USB Type-Cコネクタ搭載のiPadに対応する仕様となりました。
そのため、今後しばらくの間は、新登場するiPadに全て対応してくれるはずです。とりあえず一本持っておけば長く使える Apple Pencil になると思います。
マグネット取り付けの機能が追加されましたが、ワイヤレス充電とペアリングには対応していません。また、圧力感知がなくなるなど機能面が控えめとなっているため、価格はApple Pencilの中では最安値です。ただし、1万3800円(税込)と安くはないです。
Apple Pencil(第2世代)
仕様・機能
- 長さ:166 mm
- 直径:8.9 mm
- 重量:20.7 g
一般的なボールペンなどと比べると少し長めです。
- Bluetooth
互換性
Apple Pencil(第2世代)に対応するiPadモデル | |
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iPad | – |
mini | 第6世代 |
Air | 第4・5世代 M2(11インチ・13インチ) |
Pro | 11インチ(第1・2・3・4世代) 12.9インチ(第3・4・5・6世代) M4(11インチ・13インチ) |
現在販売中のiPadでは mini(第6世代)・Air (M2)・Pro (M4) に対応(2024年5月時点)。
メリット
Apple Pencil(第1世代・USB-C)との大きな違いは「ワイヤレス充電の有無」です。マグネット内蔵でiPadの側面に取り付けることができ、その状態で充電やペアリングが行われます。また、磁石で装着しやすいようにペンの一部が平らになっているため、ペンが転がってしまうこともありません。
イマイチな点
Apple Pencil(第1世代)や(USB-C)と比べさらに高額ですが、機能性やデザイン面での欠点はほとんどありません。iPadで本格的なデザインをする方などは必須になります。
iPad対応スタイラスペン(サードパーティー製)
互換性
基本的には、Apple Pencilに対応するiPad全て(2018年以降のiPad)に対応します。
対応するiPadモデル | |
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iPad | 第6・7・8・9・10世代 |
mini | 第5・6世代 |
Air | 第3・4・5世代 M2 |
Pro | 11インチ(第1・2・3・4世代) 12.9インチ(第3・4・5・6世代) M4 |
また「全機種対応タイプ」の場合は、iPad以外にもスマホやパソコンでも利用可能です。
iPad専用タイプ | iPadにのみ対応 |
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全機種対応タイプ | iPad以外にもiPhoneやAndroid・Windowsなど、ほぼ全てのスマホやタブレットに対応 |
メリット
どのiPadでも利用可能
現在(2024年5月)Apple Pencilは「第1世代・第2世代・USB-C・Pro」があり、それぞれ対応するiPadもバラバラです。
その点、サードパーティ製のスタイラスペンは、Apple Pencilに対応するiPad(2018年以降に発売されたiPad)であれば、基本的に全て対応する仕様になっています。
お手頃価格で手に入る
サードパーティー製品はピンからキリまでありますが、価格帯としては3000円程度のものが多いです。
スタイラスペンを利用していると「落下等での故障」や「紛失」ということが少なからずあるため、サードパーティ製のスタイラスペンは手を出しやすい価格かと思います。
文字を書くだけなら低価格帯でも問題なし
低価格帯のスタイラスペンであっても文字を書いたときの遅延はほとんど気になりません。また、文字を書く時に筆圧や傾き感知はあまり必要のない機能となります。そのため、ノートやメモを取る程度なら問題なく利用できます。
Apple Pencilと遜色ない機能が備わった製品も
現在(2023年1月)Apple Pencilと完全に同じ機能というサードパーティ製品はありませんが、以下のようなApple Pencilに近い機能を有するものもあります。
デメリット
筆圧感知には非対応
Apple Pencil 以外のスタイラスペンは、基本的に筆圧感知に非対応です。筆圧感知は文字を書く場合あまり必要ありませんが、描画する場合には割と重要な機能になります。そのため、iPadでデザインをする場合は、流石にApplePencil の方が優秀です。
まとめ
機能的には「Apple Pencil」が最適!
サードパーティ製品の中にも高機能で、Apple Pencilにかなり近いものもありますが、機能的にはApple Pencilがベストな選択。
使い方次第ではサードパーティ製品がおすすめ!
iPadにはApple Pencilが最適ですが、やはりコスト面を考えるとサードパーティ製品の選択もOK。もちろん機能はApple Pencilには及びませんが、使い方次第ではかなりおすすめな場合も。
特にノートやメモを取るだけであれば、筆圧の感知などの機能も重要度が低く、サードパーティ製品でもApple Pencilとの差は感じにくい。
一般的なシャーペンやボールペンよりも長く、重みもあります。